シアトルでは、自宅の広めの部屋に、簡易録音スタジオを設置していました。
もちろん全くの趣味ですけどね。カラオケスタジオも兼用していました。
中央の棚にあるのはプリアンプ・メインアンプ・カセットデッキなど。
ちょうどこの頃、娘がコーニッシュ・アートスクールへ通っていたこともあって、簡単なデモテープなどが作れるようにというわけですね。
コーニッシュ・アートスクールというのは、あのケニーGもいたシアトルにある音楽専門学校。
前方左側にカラーオケの歌詞が見える小さなディスプレイがあるので、それを見ながら歌うわけです。
ヘッドフォンを掛けて、カラオケを歌うわけです。
最適のバランスで音がモニタースピーカーへ帰ってくるようにセットしていましたからね。
ヨッパラって歌うと、とにかくすこぶる気分良く歌えるわけです、(笑)
これはヘッドフォン用のアンプ。
3つあるヘッドフォンの音量は独立して調整できるようにセット。
カラオケの音源はパイオニアのレーザーディスク。
最初は「乾杯」というベルビューにある、カラオケレストランへ毎週末行くのが楽しみでした。
トレードを始めたばかりで、時差の関係で西海岸では朝の6時半からマーケットが開くわけです。
そのためウィークデイは、夜10時には寝て、朝5時起きという農民のような生活をしていました。
そのため週末の土曜日の夜は、「乾杯」での息抜きを、とても楽しみにしていたのです。
そのときに、カラオケ好きの知り合いとも知り合い、カラオケでよく歌われる曲についても、かなり詳しくなっていったわけです。
ところがある日「乾杯」がチャプター11、つまり倒産してしまったのです。
ガーン!
そのときに、オーナーから業務用のカラオケレーザーディスク200枚くらいをもらったのです。
それもタダ。(笑)
なのでみんな行くところがなくなったわけです。
そのため、週末になると仲の良い友人達が、いつの間にか自宅へ集まるようになっていったのは、当然の成り行きでした。
リビングにモニタースピーカーのサウンドとカラオケの映像が流れるようにセット。
このときはローランドのVS1880というデジタルレコーダーを使っていました。
酔っ払って歌ってると自分が最高にうまいと錯覚しがちなわけですが・・(笑)
その時の様子はすべてデジタルレコーディングしていました。
マイクとカラオケは別のトラックに分けたマルチトラックレコーディング。
なので翌日に、バランスを調整してトラックダウンするわけです。
そしてできあがったCDを、参加者へ配布。
オレはシアトルで歌が一番うまいくらいに自負していた友人がいたのですが、そういう人って結構居ますよね。
その彼にCDをあげたのですが、客観的に聴いてみたら、自分が思っていたイメージと、よほど違っていたのでしょう。
何と一年くらい、全く歌わなくなってしまったことがありました。(笑)
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