日経電子版で書いた、お試しの期間が終了すると、日経新聞を購読しないかという電話がかかってきた
お試しとは・・
有料会員中約10万人が、紙の日本経済新聞と電子版をお得なセット料金で利用できる「日経Wプラン」をご契約いただいています。今回は、現在電子版登録会員のみなさまを対象に、「日経Wプランお試しキャンペーン」を実施します。
という電子版広報部のキャンペーンのこと。
丁寧に理由を述べて、断ったが勧誘員の「頑張りますのでどうかお願いします」という意味不明の営業トークで、さらに購読する気分はギャップダウン。(笑)
冗談はともかく、無料の記事で十分だというのが結論。
こういっては何だrが、まだロイターやブームバーグの方がいいと思う。
何故か?
たとえば今日の記事を見てみよう。
日本株「底入れ」宣言へ ミニゴールデンクロスが示す転機 (1/2ページ)2012/6/13 13:16
同氏が注目する最大の手掛かりは、日経平均の5日移動平均線が20日移動平均線を下から上に突き抜ける「ミニゴールデンクロス」が一両日中にも達成されるとみられることだ。
本当か?
この記事では黄色いマークの移動平均のことを書いているわけだ。
底を打って、反転しそうに見えるかもしれない。
今年は1月17日にもミニゴールデンクロスがあり、3月27日の年初来高値(1万0255円)へと駆け上がる転機となった。
と都合のいいパターンを引き合いに出しているが、ではこれはどうだろう?
上とほぼ同じパターンだ。
ではこのあとどうなったか?
見事に下がって大損パターン。
このように都合の良い事例を引っ張り出し、解説するというのはよくあるパターンだ。(笑)
こんな素人同然のゴールデンクロスだけの材料で、今にも上がるかのようなミスディレクションは、いかがなものだろう。
さらに引用すると・・
東海東京調査センターの隅谷俊夫・投資調査部長も「4日に大底を入れた」と判断する。12日終値に基づく日経平均のPBR(株価純資産倍率)は0.91倍。「PBR1倍に相当する約9400円を1000円も下回る水準は、明らかに売られすぎ」という。2013年3月期の企業業績が赤字見通しで純資産の毀損が見込まれるのであれば、PBR1倍割れもやむを得ないが、今期の純利益は全産業で前期に比べ7割増加する見通し。日経平均が「水準訂正」するのは、時間の問題といえる。
もちろん慎重な見方も少なくない。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「日経平均が一時200円超上昇した11日(終値8624円)も東証1部の売買代金は9000億円未満と低水準だった。日米欧とも株価の戻りは鈍く、まだ底値を固めたとはいえない」という。商いが乏しく、相場の戻りが鈍いのは、17日のギリシャ再選挙の結果を見極めたいとして、内外の投資家が積極的な取引を控えているのが主因とみられる。
株式相場は未来を予知しているかのように、事実に先駆して動き出すことがある。チャート上に近く生まれるミニゴールデンクロスがいわゆる「だまし」でなく、欧州金融問題というファンダメンタルズの改善を示唆する「本物」であることを期待したい。
(電子報道部 小林茂)
見事なファンダメンタル情報のオンパレードで、素人が勝手なことを並べているとしか思えない記事だ。
彼らはチャートを読むときの鉄則を知らないのだろう。
日足チャートで予測するなら、もう一つ大きなタイムフレームでトレンドを確認する。
この基本を知っていれば、こういう記事にはならなかっだだろう。
ま、上がればラッキー、外れたら知らん顔だからね。(笑)
では一回り大きなタイムフレームの週足チャートを見てみよう。
平行線はトレンドチャンネルと呼ぶ、トレンドが推移する範囲を示している。
この上の右下がりのラインを越えたら買ってもいいだろう。
トレンドに逆らうな!
なのだ。
今は下の右下がりのラインを切るかも知れない位置。
くわばらくわばら。
慌てる乞食は貰いが少ない。
っていうからね。(笑)
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