2012年06月13日 のCoolに過ごそう

日経新聞は役に立つのか?

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日経電子版で書いた、お試しの期間が終了すると、日経新聞を購読しないかという電話がかかってきた

お試しとは・・

有料会員中約10万人が、紙の日本経済新聞と電子版をお得なセット料金で利用できる「日経Wプラン」をご契約いただいています。今回は、現在電子版登録会員のみなさまを対象に、「日経Wプランお試しキャンペーン」を実施します。

という電子版広報部のキャンペーンのこと。

 

丁寧に理由を述べて、断ったが勧誘員の「頑張りますのでどうかお願いします」という意味不明の営業トークで、さらに購読する気分はギャップダウン。(笑)

冗談はともかく、無料の記事で十分だというのが結論。

こういっては何だrが、まだロイターやブームバーグの方がいいと思う。

何故か?

 

たとえば今日の記事を見てみよう。

日本株「底入れ」宣言へ ミニゴールデンクロスが示す転機 (1/2ページ)2012/6/13 13:16

同氏が注目する最大の手掛かりは、日経平均の5日移動平均線が20日移動平均線を下から上に突き抜ける「ミニゴールデンクロス」が一両日中にも達成されるとみられることだ。

本当か?

061306.gif

この記事では黄色いマークの移動平均のことを書いているわけだ。

底を打って、反転しそうに見えるかもしれない。

今年は1月17日にもミニゴールデンクロスがあり、3月27日の年初来高値(1万0255円)へと駆け上がる転機となった。

と都合のいいパターンを引き合いに出しているが、ではこれはどうだろう?

061307.gif

上とほぼ同じパターンだ。

ではこのあとどうなったか?

061308.gif

見事に下がって大損パターン。

このように都合の良い事例を引っ張り出し、解説するというのはよくあるパターンだ。(笑)

こんな素人同然のゴールデンクロスだけの材料で、今にも上がるかのようなミスディレクションは、いかがなものだろう。

さらに引用すると・・

 

東海東京調査センターの隅谷俊夫・投資調査部長も「4日に大底を入れた」と判断する。12日終値に基づく日経平均のPBR(株価純資産倍率)は0.91倍。「PBR1倍に相当する約9400円を1000円も下回る水準は、明らかに売られすぎ」という。2013年3月期の企業業績が赤字見通しで純資産の毀損が見込まれるのであれば、PBR1倍割れもやむを得ないが、今期の純利益は全産業で前期に比べ7割増加する見通し。日経平均が「水準訂正」するのは、時間の問題といえる。

もちろん慎重な見方も少なくない。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「日経平均が一時200円超上昇した11日(終値8624円)も東証1部の売買代金は9000億円未満と低水準だった。日米欧とも株価の戻りは鈍く、まだ底値を固めたとはいえない」という。商いが乏しく、相場の戻りが鈍いのは、17日のギリシャ再選挙の結果を見極めたいとして、内外の投資家が積極的な取引を控えているのが主因とみられる。

株式相場は未来を予知しているかのように、事実に先駆して動き出すことがある。チャート上に近く生まれるミニゴールデンクロスがいわゆる「だまし」でなく、欧州金融問題というファンダメンタルズの改善を示唆する「本物」であることを期待したい。

(電子報道部 小林茂)

 

見事なファンダメンタル情報のオンパレードで、素人が勝手なことを並べているとしか思えない記事だ。

彼らはチャートを読むときの鉄則を知らないのだろう。

日足チャートで予測するなら、もう一つ大きなタイムフレームでトレンドを確認する。

この基本を知っていれば、こういう記事にはならなかっだだろう。

ま、上がればラッキー、外れたら知らん顔だからね。(笑)

では一回り大きなタイムフレームの週足チャートを見てみよう。

 

061309.gif

 

平行線はトレンドチャンネルと呼ぶ、トレンドが推移する範囲を示している。

この上の右下がりのラインを越えたら買ってもいいだろう。

トレンドに逆らうな!

なのだ。

今は下の右下がりのラインを切るかも知れない位置。

くわばらくわばら。

慌てる乞食は貰いが少ない。

っていうからね。(笑)

 

 

思考のチューンナップ

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どのようなジャンルの仕事であれ、コミュニケーション能力は、成果を大きく左右する要因といっていいだろう。

成果が経済的な支えとなるには、多少の時間はかかるかもしれないが、近い将来のあなたの経済状況へ、ダイレクトへ繋がっていると考えて間違いないだろう。

ということは、この能力をブラッシュアップすることで、将来の経済的基盤を盤石なものへと、変化させることができるかもしれないのだ。

 

コミュニケーションの能力というのは大きく2つに分けることができる。

一つは話す能力。

もう一つは文章を書く能力。

この2つの能力のどちらかでも、普通のレベルを卓越している人は、盤石な経済的基盤を確立されていることが多い。

 

話す能力というのは、容姿や生まれながらの声質という、自分の努力では大きく改善することが不可能な要素が含まれている。

スピーチの手法を習得すれば多少は向上するかもしれない。

だが話す能力というのは、根本的な資質や魅力を変化させることができない要素に、かなり依存した能力なのだ。

 

話す言葉は、曖昧になりやすく、かつ録音でもしない限り、時間の経過と共に消え去るという宿命を持っている。

だが正確で簡潔な文字で表現することができるブログに記録すれば、漠然とした考えをスッキリとまとめ、保存しておくことができるわけだ。

ディスプレイに表示される文字に置き換えられた思考は、視覚を通じ、思考のロジックが内包する欠陥が見えやすくなるという、大きな利点も、忘れてはならない重要なポイントではないだろうか。

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書く能力というのは、話す能力に比べ、努力次第で、大きく向上させることができる。

私がブログを書き続けているのは、何を隠そう、この書く能力を向上させたいからだ。

ブログを書き続けていると、自分で想像する以上のものを、もたらしてくれていることを、肌で感じることがある。

 

書き続けるという行為は、結果的に膨大な時間を費やすことになる。

だがその見返りは、決して少なくないことを忘れてはならない。

なぜなら読者の反応を見ながら、試行錯誤を繰り返すことで、書く能力は磨かれてゆくからだ。

自分のアタマの中に浮かんだ考えを、適切な言葉に置き換える。

こうしたプロセスを続けているうちに、自分自身を表現する能力は高められてゆくのだ。

  

どんな職業であれ、これからの時代、特に書く能力というのは、私たちが考えている以上に重要度を増してゆくだろう。

ネットワーク機器を取り扱っているシスコシステムズは、2016年までにネット全体の通信量は、爆増するだろうと予測している。

具体的には、世界のインターネット トラフィック量は4年後には4倍に増加するという。

この爆発的な増加は写真やビデオなどの映像によるものが大半を占めるという。

だが映像は文章とセットで使われるわけで、ビデオなどの動画は扱うデータ容量が多いため、こうした統計では突出したものとなるわけだ。

  

書く能力が高くなると、説得力を持ち合わせた洞察で構成されたエッセイを、短時間のうちに書くことができるようになるだろう。

そしてさらに適切な映像や写真を加えることで、より魅力のあるものへと仕上げることができるわけだ。 

私が写真の表現にこだわっているのは何故か?

写真は書かれた文章との相乗効果で、読み手に対して非常に高いインパクトを与えるからだ。

 

 

自分のコミュニケーション能力を向上させるための方法として、他人に教えるというアプローチがある。

他人に説明するためには不足している点や疑問点を解消しなければならない。

そのため、そのプロセスにおいて内容の理解が深まるという利点が生まれるのだ。

 

ブログに何かを書こうとするときには、あらかじめ様々なポイントについて調べる必要があるわけだ。

こうした調べるという過程で知識は増えるばかりか、さらにはその分野をよく理解している読者からの違いの指摘等を通じ、読者とのコミュニケーションを計ることもできるわけだ。

また継続して蓄積されたブログは、いわゆる知識のデータベースとしても将来利用することができるようになるだろう。

  

自分が過去に投稿した記事を、Google検索で見つけ、書いたことを思い出す、などといったことが頻繁に起こるようになるかもしれないのだ。

また、過去の投稿を読み返すことで、自分の目指していたものが、どちらへ向かっていたのかも、客観的に知ることもできるはず。

書くことにより自分の意見がインターネットを通じ、人々へと広がるという社会貢献への意識は、さらに書く能力を磨いてくれるだろう。

そして長期間書き続ける努力から生まれ、切磋琢磨された思考は、生きがいへと繋がり、それはまた自分自身への幸せへの道をも開いてくれるだろう。

 

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