セミナー参加の4日目にして、一目瞭然の分析ができるようになったわけだ。
特に注目したいのが最初に3銘柄同時エントリーされている点だ。
ロングサイド2銘柄とショートサイド1銘柄という組み合わせでエントリーされている。
ロングサイドで2銘柄しかなければ、ショートサイドからも加えて、とにかく3銘柄でエントリーする訓練の重要性を、彼はよく理解してくれたようだ。
1銘柄エントリーでは手数料を加えると確率的に50%を切るため負けることになる。
2銘柄だと勝率が上回り、3銘柄だとこの日のように、3銘柄トータルでプラスの結果を残す可能性が飛躍的に高くなるのだ。
しかも、これはチャートへの線引きトレードではなく、リアルティックのライブアカウントでの執行結果なのだ。
掲載されているチャートが、彼の成績を何よりも物語っている。
掲載されているチャートというのは本人のアタマの中の見え方そのものなのだ。
わかりにくいチャートは、わかりにくいトレードをしている何よりの証拠なのだ。
CQGをコストの点から使わないトレーダーはリアルティックを使うケースが多い。
だが多くのトレーダーは勘違いをしている。
CQGのコストがかからない分、リアルティックを使うのなら、時間という手間を掛けるべきなのだ。
だが、多くのトレーダーはそこさえも端折ってしまう。
コストをケチり、手間もケチるという取り組み方で、プロになろうなんて甘い考えが通用する世界ではないのにだ。
下は、リアルティックのチャートだ。
このチャートには、エントリー・脱出・236のガイドライン・利益というすべての要素がすべて含まれている。
CQGを使う使わないは関係なく、一目瞭然で、どのようなトレードをしたのかが、わかるような表示を工夫することが大事なのではないだろうか。
第三者が見てわかりにくいものは、本人にだってわかりにくいはず。
CQGはコストがかかる分、手間と時間を節約できるのだ。
何度も繰り返すが、コストをカットしたいのなら、手間を掛けるべきなのだ。
自分のトレードを丁寧に検証し、クセや不足している部分を自覚し改善する方法を考え、ワンクリックシミュレーションで練習し、その成果を夜のマーケットで試す。
このサイクルを繰り返し、自分のスキルを向上させるという努力ができなければ、続ける事のできない厳しい世界だ。
勝てない理由は、取り組む姿勢の甘さに起因することは、意外と多いものなのだ。
ご注意あれ。