最近、 Executioner の皆さんの成績はアップトレンド。
以前はマーケットが一日に動く変動幅に影響されるため、変動幅に比例すると成績でした。
そこで私なりに原因を調べ、変動幅が少ないときは、そこをアタマに入れ、工夫してトレードするようアドバイス。
上がナスダック市場のレンジアベレージ。
レンジアベレージというのは一日の変動幅を20日間平均で算出した数値。
これを1週間単位で表示したグラフ。
下は株価のグラフ。我々はグラフではなくチャートと呼んでいますけどね。
下のチャート分析から、株価とレンジアベレージは連動していないことがわかります。
つまり一日に動く幅が少なくなり、利益が減るのであれば、レンジアベレージが減っているゾーンでは、早めの利益確定を心がける。
この意識を持ちながらトレードすることで、レンジアベレージの影響を受けなくなり、結果として利益は伸びるようになったのです。
たったこれだけのことなのですが、これが効くんですね。
答えを聞けば、なあんだそんなことか、というようなことなんですが。
でもそれに気づく、いわゆる「コロンブスの発想的な考え方ができるかどうかは、トレーダーとしての資質に大きく影響する要素なのです。
こうしたガイドや、アドバイスをするのが、今の私の「コマンダー」という仕事。
良さそうな銘柄を探すだけなら、ある程度経験を積めばできるようになるでしょう。
ですが、こうした優秀なトレーダーを育て、いわゆるダイレクトに利益を出せるようにするには、こうしたアドバイスは不可欠なのです。
言い換えれば、個人の経済的な基盤を短時間で効率的に確立できる人材を育成しているわけです。
私の会社や少数の投資家の利益のため、チームとして利益を出す事業というのは、いわゆる人材育成事業でもあるのです。
昨夜のトレードフロア。
一番右の彼は29歳で5月のMVP。
5月の成績は +9、177ドル/20日間。
これがパフォーマンスの素になっているチェックシート。
このチェックシートで手持ちの銘柄を評価し、スケジュールに沿ってトレーディングをするわけです。
正味仕事をする時間はちょうど1時間。
今は米国は夏時間なので、夜の10時半から11時半まで。
判定は上の写真のチェックシート。
判定項目は2項目だけ。
3分間の間に何をするかは、すべて30秒単位で決めてあり、仕事の時間は1時間。
目標の利益を出せれば、10分で終えてもOK。
とすべての損益に関する要素は、「がんじがらめ」にしてあるので、勝手なことはできない仕組みになっています。
翌日中にWEBへ検証結果をアップする義務があるので、勝手なことをするとバレる仕組み。(笑)
ということで大きく負けようがない、わけですが、そのためにはルールを守る訓練が必要になりますけどね。
このようにして、レンジアベレージに振り回されないトレーディングができるようになってきているというわけです。
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