揚げ物

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私はここ10年来、天ぷらを含む「揚げ物」は、できるだけ食べないようにしている。

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つきあいとかもあるので、完璧に食べないで過ごすというわけには、ゆかないけどね。(笑)

カニ道楽でも、揚げ物の代わりにカニ酢を増量してもらうようにしている。

何故か?

 

天ぷらや、揚げ物に広く使われているキャノーラ油が曲者だからだ。

「キャノーラ」とは、なたねの一種。

品種改良によってエルカ酸の含有率を減らしたもので、「キャノーラ油」は、このキャノーラ種を原料とした食用植物油のことだ。

 

キャノーラ油には、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸、リノレン酸などが多く含まれている。

風味が良く、加熱に強いので炒め物や揚げ物などに利用されているのは皆さんご存じの通り。

来の菜種油よりも健康に良いとして、大々的に宣伝され、大量に販売されているキャノーラ油。

 

だがこの「遺伝子組み換え食品」には、循環器系疾病、心臓・線維性病変、VE欠乏症、血小板の変形、脳卒中による短命がラットによる実験で確認されているのだ。

大手メーカーWEBサイトを見ると「品種改良されたナタネは、からだにいい油」ということになっている。

遺伝子組み換えについては一切触れられていない。

  

だが、丹念に調べてみると、さりげなく書かれているのだ。(笑)

たとえば、大手の味の素の例でを見てみよう。

 

「健康サララR」の原料に遺伝子組換え作物を使っていますか? という質問に対しては・・

遺伝子組換え作物の中で、植物油の原料となっているものは「大豆・なたね・とうもろこし・わた(綿実)」です。

当社では、国が認めたこれらの植物油の原料を、海外から輸入しています。

遺伝子組換え作物と、従来からの遺伝子組換えではない作物と区別せずに扱われている、遺伝子組換え不分別の作物を使用しています。

 

遺伝子組み換え作物を使っていることは認めているわけだが、その比率は我々にはよくわからないのだ。

日本はナタネを年間約200万トン輸入し、そのうちカナダ産が約160万トン、カナダ産の約 8割がGMナタネ。

さらに日本で利用されているナタネの約9割はカナダ産で、GMナタネの比率も約8割。

 

味の素サイトでは「区別せず」と表示してあるのは、ナタネが「不分別」のまま輸入されるため、分別のしようがないからだ。

ただ、ここまで比率が高いと不分別というより、「遺伝子組み換え」と表示すべきだろう。

大げさに言えば、詐欺の一種だよね。(笑)

  

キャノーラ種のGMナタネの安全性には問題点がある。

遺伝子組み換え食品安全性審査申請書点検グループが、モンサント社の除草剤耐性西洋ナタネ(キャノーラ)の安全性審査申請書をチェックしている。

これを読むと、審査がかなりいい加減でズサンだということがよくわかる。

 

マウスを使ったGOXたんぱく質の急性毒性試験は替え玉で検証。

WHO(世界保健機構)では3ヶ月以上が望ましいとしている.がマウスの毒性試験はたった7日間、しかも検体は雄雌10匹だけ。

残留農薬基準にアミノメチルフォスフォン酸(AMPA)が除外され、GM大豆よりも残留農薬基準が2倍も甘い設定となっている。

GMナタネは野生種と交配する可能性あり。.

  
これだけの問題点がありながら、日本国内では認可されているのだ。

もちろん、日本政府機関での検証や追試は行われないというザル審査。

このように安全審査が適正に行われていない油、つまり遺伝子組み換え食品というのはアレルギーの可能性が高い食品でもあるのだ。

  

キャノーラ油はすべてがGMナタネという訳ではない。

あくまでもGMナタネはカナダ産がメインで、GMナタネ栽培を禁止しているオーストラリア産や欧州産のナタネを使用したキャノーラ油は安心していいようだ。

ただネットで調べると値段がが高い。

 

大手スーパーブランドのカナダ産は 1,300mlで 345円程度。

「遺伝子組み換えではない」理想的なキャノーラ油は 600mlで 504円と約3.5倍以上も高価なのだ。

レストランや天ぷら屋が、値段の高いオーストラリア産や欧州産のナタネを使用したキャノーラ油を使っているのかどうかは、我々にはわからない。

  

世界における遺伝子組み換え作物の栽培面積には、凄まじく増加している。

世界で栽培される大豆の77%は遺伝子組み換えで、ワタは49%、トウモロコシ26%、ナタネ20%。

これが現実なのだ。

  

日本は、トウモロコシをほぼ100%輸入している。

そのうち90%以上を占めるアメリカ産では約85%が遺伝子組み換え品種なのだ。

大豆も95%くらいが輸入でまかなわれ、アメリカ産のシェアは7割、そしてそのうちの9割は遺伝子組み換え品種なのだ。

 

多くの日本人は、自分たちは遺伝子組み換え原料を使った食品は食べていない、と思っている。

食用油や、清涼飲料水に使われている異性化液糖などは、遺伝子組み換え作物を原料として作られていても、表示義務がないのだ。

おまけに分析しても遺伝子組み換え原料を使っているかどうかは、「わからない」のだから厄介だ。

 

表示義務がある豆腐や納豆などは「遺伝子組み換え大豆だけは使っていないが、表示義務のない商品には使われているのが普通なのだ。

つまり、ほとんどの人が遺伝子組み換え作物から作られた食品を食べているのだ。

これが現実。

 

いまや食品メーカーは儲かれば何でもありというありさま。

ペットボトル入りのお茶には「味の素」が混ぜられているのをご存じだろうか?

私の知り合いの話によると、大手の工場の周りには味の素の空箱が山積みになっているという。(笑)

 

その理由だが、一番茶は確かにおいしい。

だが二番茶になると味は大きく落ちるのが普通。

あまりにもこの味の差が大きいため、製造過程で出るお茶の粉に、味の素を混入して顆粒状にするわけだ。

 

それをお茶の製品に入れれば絶対に分からない。

おいしい茶が一丁できあがり大手メーカー同士は、自分のお茶の方が「おいしい」と競争をするわけだ。

くわばらくわばら。

 

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私はコンビニの水やお茶は、できるだけ買わないし飲まないようにしている。

外出時には、布引の水で作ったアマゾン茶の入ったマグボトルを持ち歩くのが習慣になっている。

  

何を信じ、何を飲もうと自由だが、仮に一日3回口に入れれば、年間1千回、薬か毒を飲むことと同じだということを忘れてはならない。

そして5年や10年後には、着実にカラダのコンディションに影響を与えることになるのだ。

 

ご用心あれ。

 

 

 

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