LightRoom3が4へバージョンアップされ、現在試用版が使えるというので、インストールしてみました。
この手の物は一度使うと、やめられなくなるため、結局は購入することになる可能性が高いため、それを承知のうえでインストールする必要があるわけです。(笑)
LightRoom4で追加された機能でググッと来たのは・・
トーンカーブがチャンネル別調整可能。
ダイナミックレンジ全体を活かして驚異的なシャドウの詳細とハイライトの調整ができるようになった。
ノイズリダクション、モアレ、WBがブラシツールで処理が可能になった。
この3点。
こちらに、プロカメラマン湯浅立志さんが Lightroom 4で強化された補正ブラシという解説を書かれています。
こういうのを読むと、これは買わなくてはなあ・・という気分になるわけですが。(笑)
Photoshopと同じ画像処理エンジンを搭載し、写真家が必要とする機能のみに絞り込んだ製品なので、使い勝手がいいのは3でわかっていたのですが・・
このブラシが強力なんですね。
車の中からノーファインダーで撮影すると、フロントガラスの反射光も一緒に写るわけです。
上は周囲に影を付けただけで、それ以外は一切手を加えていないオリジナル画像。
露光量と明るさを落としたブラシで、明るい部分を適当に塗ります。
下が適当に塗ったものですが、これくらいに仕上げるには、30秒もかからないんですね。
ブラシでの一塗りがあまり濃くならないようにさえ調整できれば、あとは画面を見ながら塗り重ねるだけ。
私の場合こうした写真が多いので、これができるというのは非常に助かるわけです。
この状態で一度書き出してから、あとはフォトショップなどで微調整というわけです。
そしてわかりやすくするためちょっとやり過ぎですが、下は手を加えてフィニッシュさせた完成サンプル。
左の家の壁を明るく、右の赤い花の明度を少し上げ、奥を少し明るくしてあります。
1枚目と3枚目では、かなり印象が違いますね。
このようにブラシで、明度や彩度を塗り重ねることができると、とても便利。
フォトショップでは画面全体を一律に変化させることはできても、こういう処理をするためには、レイヤーマスクを作り、レイヤー事にエフェクトを掛けるという、面倒な作業をしなくてはならなかったわけです。
それが LightRoom4 を使えば、いとも簡単に、ブラシで塗る感覚でもって、撮影したときの感じに近い写真に仕上げることができるというわけです。
というわけで4を使えば使うほど、3には戻れなくなってしまうわけですが。(笑)
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