2012年04月09日 のCoolに過ごそう
こういう公の場で、クローズアップ写真を撮って、WEBはアップするというのはリスキーだ。
という人が多い。
こうした公の場で写真を撮るには、被写体に気づかれないように撮るスナップショットと、相手に了解を得て撮るポートレートの2つの方法が存在する。
ここで問題になるのは肖像権だ。
肖像権というのは親告罪。
撮影を咎められても、告訴されなければ、犯罪とはならない。
0一方で憲法では表現の自由があって、国家は介入できないと明文化されている。
そのため告訴に至るにはパブリックとプライバシーの2つの関係が微妙に絡んでくるわけだ。
黙ってパチリと撮られたら、誰だって不愉快になるだろう。
だが相手に気づかれなければ、相手はわからないわけだ。
だからといって、何でもかんでも撮って公表してもいい、ということではないだろう。
撮るときは、相手に気づかれないように、等とは考えず、堂々と一番レフでレンズを向け撮っている。
気づかれて文句を言われれば。理由を説明し謝罪すればいい。
あるいは撮ったデジタルデータを、相手に見せながらその場で消去するという方法で納得してもう方法もあるだろう。
もちろんこのように、相手が特定できなければ問題ないわけだ。
相手が告訴するのは、金銭的に損害を受けた場合か、撮られた写真を見て、相手が不愉快に思った場合だろう。
自分の価値観を基準に、相手が撮られた写真を見て、不愉快になるような写真は撮らないし、偶然に撮ってしまったとしても、公表しないようにしている。
写真を撮るときは、表現の自由として自分の信念を持ち、怖がらずに堂々と撮ることにしている。
それに基本的には公道や公園などの公の場での写真は「社会的な風景」だ。
そこに写っている人物も、風景の一部であるわけだし。
だからパブリックスペースで撮ったスナップショットは、問題ないと思っている。
基本姿勢として、被写体の人格を貶めるような写真は撮らないし、そう見えるかもしれないものは公表しないことにしている。
しかし、不自由な時代になったものだ。(笑)