下は日刊ゲンダイの記事をまとめたものだが、そもそもが国内の原発54基のうち、53基がストップしているが、電力は足りているではないか。
政府の「エネルギー・環境会議」は、年間で最も電力を使う夏場で最大需要は9電力会社計1億7954万キロワットと試算。
全ての原発が停止したままなら、供給力は1億6297万キロワットで、原発15基分に相当する1656万キロワットが不足するという。
本当だろうか?
昨年政府は原発事故後夏場に1000万キロワットの電気が足りなくなると煽ったが、猛暑にもかかわらず、供給不足にはならなかったという「前科」があることを忘れてはならない。
環境エネルギー政策研究所によると、国の電力不足の試算にはカラクリがあるという。
政府発表の今夏の需要予測のベースが、そもそも底上げされているのだ。
昨夏と比べ2300万キロワットも多い10年夏の電力数字を基準にしている。
これは家庭も企業も全く節電しないことが前提の数字だ。
次に供給力をかなり低く見積もっている。
自家発電分を少なく計上したり、理由不明の供給不能電力が電力9社で計2000万キロワットもあったりするわけで、怪しさ満点。
そのうえ真夏に、わざわざ火力発電所を止めて検査し、供給不足だという電力会社もあるわけで、電力会社も何だか必死のようなのだ。(笑)
環境エネルギー政策研究所の試算では、全ての原発が止まっても、2割近く余力があるのだという。
もともと電力のエネルギー構成比は火力が8割余りで、対する原子力は1割程度。
だから仮に全部止まっても大した影響はないのだ。
国の考え方の前提は原発がなければ電気が足りないというものだが、本来は停電をさせず既存設備で安定供給するにはどうすればいいのか、と考えるべき。
緻密に計画を立てれば、ピーク時の電力もきちんとコントロールできることを実証しているではないか。
原発が全部止まっても、電力は安定供給できるのだ。
バカタレどもめ。(笑)
原発 全54基ストップ この夏、電力は大丈夫なのか 日刊ゲンダイ(ニュースソース)
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