FDAによる承認課程では最初にアスパルテームを承認しなかったJere E. Goyan(FDA長官在任期間1979/10/21 - 1981/1/20)はロナルド・レーガン大統領が就任した直後にFDA長官を解任されている。
後任のアーサー・ヘイズ(FDA長官在任期間 1981/4/13 - 1983/9/11) は翌年にアスパルテームを承認。
ヘイズは直後の1983年に辞任、人工甘味料製造会社「G. D. Searle & Company」に就職。
「G. D. Searle & Company」はNeutraSweetの商品名でアスパルテームを販売し、同社CEOのドナルド・ラムズフェルドと共に莫大な利益を得ている。
三好基晴医師(ホスメック・クリニック院長)が興味深い資料を示している。
アメリカ・ノースイースタン・オハイオ大学のR・G・ウォールトン医学博士が全世界のアスパルテームをめぐる論文を検証したもの。
アスパルテームをつくっている企業から研究費をもらった74論文で「脳腫瘍などの有害性」の指摘はゼロ。
すべて「安全である」の結論。
企業から研究をもらわない90論文では「脳腫瘍などの有害性を指摘」は83論文。
「安全」は7論文。
京都府立大の北條康司助教授(食環境安全性学)によると「アスパルテームを毎日1回投与したマウスと水だけを与えたマウスを比較したところ、形が正常で直進する「元気な精子」の率は、水だけのマウスが平均25%だったのに対し、投与したマウスは16%前後しかなかったという。
しかも動物に影響がないとされるレベルの1000分の1の量で精子に障害が起きているのだ。
同じ哺乳類の人間の精子の場合にも、ごく微量で影響が出るだろうということは予測できるはず。
教授は早急に使用基準を設けるべきだと提言している。
アスパルテームはこれまでにも消費団体などが頭痛やめまい、脳腫瘍などの危険性を訴えてきたが、厚生労働省では「問題ない」と許可している。
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