何故日経先物Emini でデイトレーディングをやらないのですか?
とうご質問を時々いただく。
まず一番の理由は、複数銘柄のトレーディングでリスクを下げるということができないからだ。
トレンドに沿って動く銘柄でも1銘柄だけだと勝率は50%。
そのため手数料を入れると必ず負けることになる。
ではもし高い勝率の手法があれば勝てるのか?
先週の日経Emini をチェックしてみよう。
縦線が12日月曜日の位置。
日足なのでデイセッション・ナイトセッションを含めた日足チャートということになる。
さて下はデイセッションだけの30分チャート。
夜は出来高が少ないのでパスだ。
緑と赤のラインは、デイトレードネットではおなじみのフィボナッチの 23.6% のラインだ。
一日に動く値幅の20日間平均をもとに、CQGを使ったプログラムで自動的に表示させている。
つまり1ヶ月の平均的な一日の最大の値幅の 23.6%を、比較的早い時間にブレイクする銘柄はよく動く。
という私なりのセオリーをもとにしたトレード手法で、今の運用チームはこれをもとにしているので、あてはめたわけだ。
下では、上のチャートへクアトロセットアップの移動平均線を表示している。
つまり大きなトレンドを確認するために、セットアップを守ると、12日のショートはできないことになる。
つまり買い方向だけへのエントリーだと、この1週間での儲けは13日のこの薄い利益幅だけということになってしまう。
ここだって3分チャートを見ると、非常に難しいことがおわかりになるはず。
20日間の平均的な一日の値幅のたった23,6%も値動きがない日がこれだけあるということは、動く日にはガッチリ稼がないとやってゆけないのだ。
大きな資金量で、枚数の多いトレーディングというかなりギャンブルチックなことをやらないと無理だろう。
というわけで個人がプロとしてこれだけで稼ぐのは無理なので、やるならスイングトレードということになってしまう。
興味のある方は、過去に遡って追跡検証をされるといいだろう。
なおこのフィボナッチのガイドラインは、株式用のパラメータでは、使えない。
なぜなら先物はデイセッションとナイトセッションがあるため、30分足でナイトセッションを避け、一日の値幅を計算する必要があるためだ。
ここで使ったのは先物用のパラメータで特別にプログラムをしたものを使っている。
どうしてそんなプログラムがあるのか?と考えたあなたは鋭い。(笑)
明日はナスダックのEmini で検証してみよう。
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