セミナーを受講された方からはいろいろなメールをいただく。
そして次のようなメールが何かを考えるきっかけ、いいかえれば触媒のような働きをすることがある。
セミナーでお世話になりました、**です。ありがとうございました。
さて、セミナーの感想ですが、私が一番印象に残ったのは最後のライブにて先生がロスカット時に全く動揺していないというか平然としておられることでした。
実際に目の前で堂々としている先生をみて感動してしまいました。
私も訓練してあれぐらい平然とできるまでがんばろうと思いました。
1年ほど前から「デイ・トレーダー」の本をきっかけにトレードに興味を持ち、今年に入ってからはQchartを使ってペーパートレードもどきをしていたのですが、エントリー、ロスカット、利益確定がエントリー前に決めた通りになかなかできなくて、それは本体かひげかわからなかったりするせいかなとか思っていたのですが、冷静に考えると利益がでたときには少し下がるとすぐ脱出したり、下がってきて損失がでると決めたとおりに出れずに戻ってくるはずなどと勝手に思ってしまってカットロスできていませんでした。
今回のセミナーに参加したのは、いろいろ事情があって会社を辞めて好きなトレードで生活しようと思い、嫁さんも今説得中なのですが(セミナー参加だけはとりあえず了解を得られたので参加できました)、先生に教えていただくことで弾みをつけ、トレーダー生活へ向けての一歩を踏み出す決心を付けようと思ったからです。
セミナーは思った以上に良く、近い内に会社を辞めてトレードを本格的に始めようと思っています。
今後も質問などするかもしれませんがよろしくお願いします。 (まとまりのない文章ですいません)
カットロスは最も多くいただくご質問の一つだ。
つまり「負ける」ということに対してどのように考え、受け入れるのかということなのだが。
「負ける」ということ自体は、誰にとってもいやなことなのだが、心理的な面からのポイントは「ロスを出すこと、つまり負けることをを怖がるな」ということだ。
マーケットは難しい。
だから、誰でもロスを出す。
私の例で言えば、アバウトな言い方をすれば、勝率は70%も行けばいいと考えている。
未熟なときには、もちろん大きく負けたこともある。
だが、ロスを出したらからといって、マーケットに対して、そしてトレードに対して怯える必要はない。
野球だって、7割も打てる打者はいないのだ。
自分のトレード方法に従えば、トータルでは必ず勝てる。
だからこそカットロスは、必要なのだ。
短期なら、かなり高い確率で動く方向を予測できるが、どれくらいその方向へ動くかは、まさにマーケット次第。
もちろん平均的な一日の値幅や、ギャップなどを使って、大体の目安をつけることはできるが、自分がエントリーしてからどれくらい上昇するかは、その日のマーケットの動きに左右される。
だからこそ、決めた線を破ったらポジションをクローズする。
それまでは、ポジションをクローズしない。
そうしないと、十分な利益が上がらないからだ。
少ない利益で理由もないのに脱出するのは、ロスを怖がるからだろう。
一定のカットロスラインに来たら脱出するが、負けたからといって、くよくよしても仕方ない。
誰もが通る道だ。
次に勝てばいいのだから。
トレードを続けることができるように資金を守り、そしてマーケットがある限り、そして努力をすればトータルで必ず勝てる。
そう信じて、努力を続ける。
そして、毎日どうしたら勝率を上げることができるかを考える。
これをコツコツと続けることだ。
これを大変だと考えるのか、それとも面白いチャレンジだと思って楽しめるかどうかだろう。
それはそのトレーダーの姿勢と、考え方次第だろう。
これと同じようにカラダを健康な状態に保てるかどうかという点から、仕事や自分が成し遂げたいと考えていることをやり遂げるためのアプローチをしてみるのは、比較的簡単なことかもしれない。
健康な生活習慣を身につけるというのは、普段の生活の中では、簡単そうでいて、意外と実行し続けることが難しいことの一つだろう。
食べていいものと、避けた方がいい食べ物は、誰だってある程度は知っている。
揚げ物は食べない方がいいことはわかっていても、全く食べないでいることは至難のワザだろう。
だが、できるだけ避けることは、自分の意思の力でできるのだ。
さらに決定的に影響を及ぼすのが、運動不足。
バイクや車の購入や、肉体労働からデスクワークへの仕事内容の変化、家事を軽減してくれる家電製品の普及。
こうしたまわりを取り巻く環境を考えると、意識して運動を続けることが、ますます重要になってきているといっていいだろう。
では、少なくとも週に一度はきちんと汗をかいている人の割合は、どれくらいなのだろう。
20歳代の女性などは、ある調査によると15%以下。
20-40歳代の男性で20%。
この割合は下がることはあっても、なかなか上がることはないだろう。
「チカラのないカラダ」だということは、20歳台で外見にも現われる。
外見にこだわる人ほど、このような「最もゴマかせない外見」に無頓着で、こうしたことを気にしない傾向にあるのが面白い。
時間がない、面倒だ、根気がないなど、できない理由を考えるのは簡単なことだ。
運動をしなければ、確実にカラダは不健康になり、「生活習慣病」と呼ばれる成人病への最短コースを歩むことになる。
だが「生活習慣病」の予防に、運動選手のようなハードなトレーニングは不要だ。
毎日30分程度の有酸素運動、つまりエアロビクスで、水泳やウォーキング、ランニングのように軽めの負担で、少し長めに続けるもので十分だ。
手軽で効果の高いものとしては、自転車がいいだろう。
手軽そうなゴルフはスポーツではないからダメ。
あれはエンターテイメント。
汗かいて飲むから太っている人が多いことを見てもわかるだろう。
プロゴルファーは、ゴルフで鍛えることはしない。
全く別のトレーニングをしているのだ。
「わかっているけれどもできない」という選択を、自分が自分の責任で行っているという自覚がない人が多い。
75%から80%の人は「自分にとって快適な習慣」を失いたくないという、欲とエゴに支配されている。
知っていながら変えようとしない「その代償」は、金銭では賄うことができないほどの損失をもたらす。
運動は、健康のための最も効果的なカットロスなのに。
自分のカラダを確実に不健康に追いやっている現実を目そむけ、「自分に対して甘い」姿勢が、さらに追い討ちを掛ける。
自分でコントロールするという習慣が身についていない人には、口に出したり文字で書くこと以上に、「やらなければならない」ことの実行が難しいのだ。
カットロスと、健康な生活習慣。
できない人には、どちらも非常に難しいように思えるだろう。
だが、これが毎日の生活習慣になっていれば、それほど難しいことではなくなるというわけだ。
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