グーグルのプライバシー変更に関連して、web履歴の削除、 cookie(クッキー)を無効にしておいたほうがいいでしょう、と書きました。
ですがクッキーの仕組みについて、よくご存じない方のために、まとめておきます。
私はweb履歴の削除はしましたが、 cookie(クッキー)は有効にしたままです。
えっ?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
◆そもそも cookie って何か?
それは、サイト訪問をした際に、コンテンツのデータと一緒に送られてくる簡単な情報のことです。
これがなぜ一般的になったのか?というと便利だからです。
ユーザーページへのログイン・掲示板書き込みなどのデータが保存されるので2回目以降、IDやメールアドレス・URLなどの情報を入力しなくてもよいのです。
ページをあちこち飛んでも、クッキーが買い物かごに入れた商品の役割をするため、レジでの一括清算つまり、ネットショッピングなどで一括した買い物ができるわけです。
◆皆さんが問題にされるのは多分次の点でしょう。
クッキーはユーザーの関心のある広告の表示でレスポンスを向上させるため、サイト内の移動状況を把握、サイトでの使いやすさを向上させるため、ユーザーの趣向などの調査に使われる。
じゃあ、いろんな所で自分の趣味がバレてしまうのか?
というとそういう心配はありません。
cookieは、配布したサイトでないと基本的に読み取ることができないのです。
つまり、自分のパソコンの中に cookie があるからといって、たまたま訪問した悪意のあるサイトが、勝手に他で配布された cookie を読み取ることはできないということです。
アフィリエイトなどでは、個人を識別するためクッキーの技術を駆使しているわけです。ですから cookie をオフにしていると利用できないのです。
◆知っておいたほうがいいこと
cookie は有効期限を決めることができるため有効期限が切れれば、削除されます。
cookieの保存個数は300までと決められています。
1つのwwwサーバーからは20個までしか送られてきません。
HDの容量を着にされる方がいらっしゃるかもしれませんが大丈夫、cookie 1つの大きさは4kbと決められています。
ですから、クッキーには、氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれていません。
氏名、住所、メール アドレス、電話番号などを登録したサイトでは、 cookie と照らし合わせることで、誰かがわかるだけです。
◆ブラウザでcookieの設定をすることで、拒否や削除ができます。
Mozilla
[削除] ツール > オプション > プライバシー > cookie > クリア
[拒否] ツール > オプション >プライバシー > cookie > プラスボタンをクリック > cookieを有効にするのチェックボタンを外す。
Imternet Explorer
[削除] ツール > インターネットオプション > 全般タブクリック > インターネット一時ファイル > cookieの削除
[拒否] ツール > インターネットオプション > プライバシータブクリック > cookieの受け入れに関する設定。
このようにきちんと使えばとても便利なものなのです。
ユーザーログインが必要なサイトでは、クッキーオフにしていると、また入力しないと、ログインして入れないので、cookie はOFFの設定にはしていません。
ログインが必要なサイトだと、再度登録しないとログインできなくなるため、ものすごく不便です。
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