不平はどこから?

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ブログを読んでいると、政治に対する不平不満を書き込む、というテーマで構成されているものが意外と多い。

文句を言うだけのものから、一応改善のための方法論をセットにした、比較的良心的なものまで、まさにピンキリ状態。

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解決のための方法論が欠けているモノは論外だが、方法論が書いてあったとしても、そのほとんどは、自分が総理大臣にでもならなければできないものばかりなのだ。

つまり現実味がまったくないわけで、こうした「ぬるい」環境で書かれたものは、言ってみれば読むだけ時間の無駄というもの。

論点を補完するためのデータなどというものは、自分の主張に適したものを選択すれば、いとも簡単にバイアスをかけることができる。

それに論点が正しかったかどうかの結果が出るまでには、5年から10年が必要なため、いい加減でも、すぐにバレないという都合の良いテーマでもあるわけだ。

そして論点に登場する相手をこっぴどくコキ下ろしたとしても、反論されることがないという、超安全地帯で書くわけだ。

うんと距離のある超安全地帯からの集中砲火のため、弾が届かないということに気がついていないというのが、間抜けではあるのだけどね。(笑)

 

こうしたブログの見分け方

 

× 問題提起をするだけ

△ 問題提起と解決の方法論

○ 日常生活に応用できるテーマとしての問題提起

  

 

私の判定基準では、書き手の家族や身の回りの状況を窺い知ることができないブログは、かなり怪しいということになる。

なぜならブログが幅広いジャンルのテーマについて書かれていれば、その人が直面する様々なケースでの対応方法や、ものの考え方を知ることができるわけだ。

そうした記事が数多くなると、嘘を書いていれば、どこかで必ず矛盾が生じることになる。

だから少し離れた位置から、全体のバランスを見ることが大事。

 

 

顔写真がない、サイトデザインが派手、色使いが多い、絵文字顔文字の羅列、テーマ以外についての言及が全くないなどの点から、意外にも容易に推測できるのだ。

メジャーなサイトがお金を払って書かせているライターならともかく、タダの政治経済ネタブログだからといって、テーマ以外のことについて一切触れていないのは、怪しさ満点というわけだ。

これは何も政治経済ネタがテーマのブログだけに限ったことではない。

 

 

いわゆる「専門バカ」の場合、専門以外のことはまるっきりダメというケースは意外と多い。

ブログの記事だけでは、その人の個人的なことや、プライバシーについて窺い知ることはできない。

時代の流れはこうした点だけで言えば、特に引き籠もりオタクには有利な状況であり、まさに追い風。(笑)

どんなジャンルであろうと、エラソウなこと書いても、いい年になって連れ添う相手一人もいないのでは、笑止千万。

と考える人だっているのではないだろうか? 

  

 

現実での体験からも、人生は自分がそう思い続け、努力をすれば、いつかその希望は叶うものだということは断言できるといっていいだろう。

逆に明日から勤めに出るのが嫌だと思う毎日が続くようなら、それ以上その人の希望が叶えられる可能性は、日ごとに低くなってゆくはず。

毎日をダラっと過ごして何をしたらいいのかわからない人や、興味のありそうなものや好きなものを探している人も多いだろう。

会社員という形態の選択理由として最も多いものは、経済的な安定とか社会的地位のためという点で、さらに仕事は安定した収入のため、と割り切って働く人 も増えている。

それがいいとか悪いとか言うのではなく、その人が「いいと思う」選択をすればいいだけだ。

普通の仕事は、関わっているその事業を好きになり、その「好き」をどう自分に生かすか、またはカネにするかを、ひたすら考えるのだが、私の仕事は成り立ちが全く違うのだ。

 

自分でコツコツ勉強してその技術を身につければ、一生涯その能力を使 って個人が自立できるという職業で「人生の途中から選択してものにできるもの」というのが、どれだけあるだろうか?

だからこそ、個人レベルで、こうした可能性を秘めた今の仕事が好きなのだ。

長い間やっていれば、その仕事が好きになってゆくのは、やりがいのある仕事なら、みな同じだろうが、私は最初からこれが好きで始めたのだ。

 

一度きりの人生を、好きなことをしながら楽しく生きる。

そして人のためにも役立つのなら、これほど幸せなことが他にあるだろうか。

このような満たされた仕事をしている人は、不平不満、人の悪口、揚げ足取りなどを書く暇などないだろうし、またそういう心境にはならないはず。

ブログにも当然そうした姿勢は反映されることになる。

  

知らぬが仏。

昔の人はよく言ったものだ。

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