下記が記事の一部を引用した内容。(太字は筆者が追加)
【NQNニューヨーク=増永裕樹】1月31日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、好決算を発表した企業も売りに押される銘柄が目立った。一向に進まないギリシャ債務の削減を巡る交渉や、足元で発表が相次ぐ低調な米経済指標が投資家心理の重荷になったのはもちろんだが、鮮明になりつつある超低金利政策の弊害も見過ごせない。
高値更新を前に広がる倦怠(けんたい)感。そんなけだるい雰囲気を象徴したのが物流大手UPSだった。同社が31日発表した2011年10~12月期決算で主力の国内物流は輸送数量と単価がともに改善し、特別項目を除く1株利益も市場予想を上回る水準で着地。本業の貨物輸送の好調ぶりが際立つ内容だったものの、株価は約1%下落したためだ。
UPS株は前日までの4日続伸で、昨年2月に付けた52週高値に接近していた。好決算が利益確定売りを広げるきっかけになることはままあるが、UPSが発信した重要なメッセージを軽んじることは禁物だろう。実は同社の純利益は前年同期から29%減少した。好調な本業とのギャップを埋める解は、年金資産・債務の再評価に伴い5億2700万ドル(約400億円)計上した一時費用だ。
では、チャートを見てみよう。
チャートを見る限り、心配することはないカタチだ。
これは日足チャートだ。アップトレンドで順調に上げている。
次に週足チャートを見ると、去年1月の高値をテストする位置まで上げてきていることがわかる。
月足を見ても2007年の高値をも抜こうかという位置まで上げてきている。
日足で株価が1%くらい下げても、チャートを見る限りトレンドに載っている位置だ。
株価チャートは、ニュースなどのファンダメンタル情報の数週間先を示すのだ。
私がまずチャートを見るのは、本当に重要な情報の内容は、株価へ反応するから。
どうもこの記事の書き手は、チャートを見ていないようだ。
この会社は、記事の内容にはどうもそぐわない、と思うのは私だけなのだろうか?
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