書き方の基本

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日記はプライベートなことを書いて記録しておくためのものですから、人が読んで面白くても面白くなくても、全くかまわないわけです。 

つまり本来、外との交流がないものだったのです。 

ですがアメブロのようなネット上でのコミュニティーでの「日記」は、仲間やこれから仲間になるかもしれない人とのコミュニケーションをとるための入り口といっていいでしょう。 

ですから一般な日記とは、「日記」という名前は同じであっても、全く別物だと考えています。 

  

アメブロではジャンル別のランキングがあるので、たくさんの日記を読み、そこから学ぶことができます。 

個人的な日記であれ、アフリエイトに代表される、いわゆるお客さんへの広告であれ、単純化すると次のように「事実」 + 「感想」という構成で書かれています。 
 


昨日こういうことがあった。「事実」 
で楽しかった。「感想」 

 

あそこへ行った。「事実」 
また行きたい。「感想」 

 

いわゆる小学校で習う作文の基本です。 

自分だけの日記であれば、全く問題ありませんね。 
 
 

この間これを買った > 事実

儲かった > 
感想

 

 

これを読むと「自分も同じような体験をしたい」という心理が働きます。

つまり書き手の「自己完結ワールド」と、読み手が持っている世界が交わったとき「同種の体験」として共感が生まれます。

それがたびたび起こると共感が増幅しより大きな振幅となり「オレも欲しいなあ・・」というように、発展するわけです。

 

ですから書き手が誰かとコミュニケーションをとりたいと思ったら「そうだよねえ」という誰にでも共通する普遍的な部分である「事実」の割合を、どんどんと増やすことでチャンスは広がります。 

ただ共有する世界のレベルが一段階だけだと、読む側との繋がりがどうしても浅くなります。 

このように繋がりが浅い場合、同じパターンが続くと、その体験の内容のバリエーションがどれだけたくさんあっても、すぐに飽きてしまうのです。 

やれディズニーランドへ行ってきてどうだった、あそこでこれを食べておいしかったというのばかりをたくさん見ていたら、月とか火星へでも行かないとなあ・・となってしまいます。(笑) 

ってちょっと極端ですけど、まあわかりやすく言うとそういうことになるわけです。 

つまり同じ話題やパターンは飽きやすいということ。

いくら簡単に儲かるからといって、同じ事を何度も繰り返されると「わかったよもう、ウルサイよなあ」ってね。

人間って勝手なものです。(笑) 


 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇     

 

 

対策その1 

「事実」と「感想」のバランスは、「事実8:2感想」くらいになるように気をつける。 

というのは感激したりするとどうしても「事実2:8感想」というようになりがちだからです。 

何かを買って欲しいと言うケースでも同じですね。

  

読む人は体験していないわけですから「事実2:8感想」だと「よくわからんけど、楽しかったんだね」とスネたりするわけです。 

というようなことはないかもしれませんが、まあ「たとえ」ですからね。(笑) 
 
 
 
 
ですから書くときには、ちょっと面倒でも、細部まで客観的に「事実」をできるだけ説明するようにしています。 

この部分の分量が多くなってくると、書き手の視点やその客観度、真偽の提示方法、さらにはそういった要素をどうまとめているのか、などということを手掛かりに、読む人は書き手のことを理解するというプロセスが生まれてくるのです。 

自分はこういう性格なんです、こういうところがあるのですよ、嘘は言ってませんから、などと書かなくても、読み手に伝わるもの。 

それどころか、書き手が自らのことを自分で説明するよりも、より強くストレートに伝わるケースさえ生まれるのです。 

もちろん読み手の人生経験や、理解度によって個人差はありますけどね。 
 

 

そうなると、事実の積み重ねによる「8」の割合の説明がより効果的な説得力となり、読む人は書く人の体験した世界のより近いところから、見ることができることになります。

感想の割合がたとえ「2」であっても、読む人はそれを自分の感性で勝手に付け加えて補ってくれるのです。 


かなりラッキー!な展開ですよね。 

運がよければ「そうだよねーえ!!!」と、激しく同意してくれるでしょう。

運が悪くても、「これだけ一生懸命に説明してくれたんだから」という、少し違った側面から「こういう情熱のある人と友達になりたい」とか「これだけ熱心に、ここまで言うのなら信用してもいいかな」と思ってくれるかもしれません。 

   

 
AnotherSide.jpg

 

対策その2

 

同じテーマや話題ばかりを続けない。 

前に書いた共有する世界のレベルが一段階だけだと、読む側との繋がりがどうしても浅くなって飽きやすいと説明しましたが、その対策です。

たとえば、アフリエイトの教材のハナシばかりではなく、書き手がどういう生活をしているのかがわかるような、ちょっとしたことを、モノは試しで書いてみる。

 

つまり、共有する世界のレベルをもう一段階深く造り込むのです。 

毎日の生活や仕事以外の趣味、最近気になっていることなどへ、少し触れることによって、読み手は違った角度からあなたを知ることになります。

こうして「チラり」と見せられた予想外の展開は、新鮮さを呼び起こし、見た者に新たなインパクトを与えるのです。

 

このチラリズム効果は、少量で劇的に効きます。

ぜひ一度試してみてください。
 
 
 
顧客はあなたがいいというモノやサービスだから、買いたくなるのです。

このことを過小評価してはなりません。

このサイクルを、創り上げることができれば、どういうことが起こるのか?

あなたが面白い、あるいは楽しいと思ったことや体験を、読み手は何としても共有したくなってしまうのです。

 
あなたと読み手の共有する世界のレベルが 何層にも重なり、深くなればなるほどその度合いは高まって行くはず。  

それがひいてはあなたの魅力となり、その輝きで直視できなくなった瞬間、思わず購入ボタンをクリックしてしまうのではないでしょうか。
 
    

あるレベルになると、商売人のあなたを繰り返し見せるより、普段と違った一面を垣間見てもらう方が、ハナシは速く進むのです。

おまけに、あなたへの信頼度も、あなたが考えているよりも、遙かに高くなるのですから、堪りません。

共有する
世界のレベルが一段深くなった多層構造は、単層構造より強い絆を形成し、そこでは頻繁に奇跡が起こるのです。

は、ちょっと言い過ぎか? たはっ。(笑)

 


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