12月は皆さんの成績向上支援月間。
自分のトレード結果をWEBへ掲載し、客観的な視点で見つめ直すために必要なことは何だろうか?
無駄を排除したシンプルな検証は、イコール本人の頭の中でありたいもの。
見る人が見れば、チャートからその人の腕前は大体わかるものなのだ。
ということで具体的な、サンプル。
参考にしてください。
・全体を通して、今日は3分間隔が短く感じた。チェックリストの記入も甘く、落ち着いてトレードできていないのと、ローソク足を目で追ってしまっていたのだと思う。下を向いている時間(リストを見て検討する時間)を増やしたい。
・課題:3銘柄エントリー、15秒以内執行 / 良点:オープニング2銘柄の脱出、銘柄入替(1)
【記載ルール】
・グレーアウトの右側のローソクからが対象です。
・エントリーポイントに赤印、脱出ポイントに青印を付記しています。
・エントリーしてからのローソクを1本目、2本目…とカウントしています。
・チャート上に貼り付けている表は、チェックリストの記入です。
・銘柄入替を行ったユニットでは、分単位でキャプチャを取っていますので、検証対象となる時間帯を各キャプチャの上に表記しています。
・ルール通りにトレードできなかったポイント(特に執行面)を、アンダーラインを引いています。
・検証に迷いがある箇所は青色で記入しています。コメント頂けたら、幸いです。宜しくお願いします。
第一ユニット検証
11時36分~42分(オープンから数えて3本目、4本目ローソク)
【EBAY】
1本目
(記) OK
(執) リスト記入に基づくとホールドだが、オープニングから3本連続で長い陽線が続いていたので、次ローソクで脱出した。 → CERNへ入替
【CTSH】
1本目
(記) OK
(執) リスト記入に基づくとホールドだが、オープニングから3本連続で長い陽線が続いていたので、次ローソクで脱出した。
(他) 執行ミス:買戻し時に勢いあまって、Shortしてしまった。
【CERN】 《EBAYと入替》1本目
(記)OK
(執)損益○なので、ホールドしたが、次ローソクの始まりから下げ始めたので、脱出した。今の時点では1分足を見る必要はないと思うが、それにしても15秒以内で執行を心がけたい。
いかがだろうか?
39分に2銘柄を入れ替えているのが見事。
執行ミス:買戻し時に勢いあまって、Shortしてしまった。
と書かれているが、ミスでマイナスを出さなかったのは、ミスをカバーして余りある結果ではないだろうか。
来年、神戸へご夫婦で引っ越して来られる彼の損益表最初4行。
何よりも彼の今を、如実に物語っているのではないだろうか。
とにかく3銘柄へエントリー。
そしてダメな1銘柄を、別の銘柄へ入れ替える。
この部分の成績がよくなるよう、1ヶ月かけて訓練する。
そのことだけを考える。
2ユニット目からあとの数字は無視。
最初のユニットの成績アップは、2ユニット目からあとの複数銘柄ユニットの成績にもモロ影響するため心配は無用。
何と言っても最初のユニットが最も難しいのだから。
1本目の長さ。
エントリーの方向。
トレンドラインはなし。
で何本目で入るかだ。
今からでも遅くない。
訓練を正しい方法で行えば、一ヶ月後に500ドルアベレージは軽いのだ。
いかなるコンディションのマーケットであろうともだ。
米国ナスダックマーケットの素晴らしさを、我々のチームのレベルで知っているトレーダーというのは、世界でもそう多くはいないだろう。
各ユニット3銘柄で100ドル。それを1時間のうちに5回。
12トレードから20トレードくらい。
30トレードもしなければならないときは、負けているはず。
良くて手数料負け。
成績が一向によくならないのは、何かが間違っているのだ。
実マーケットでのシミュレーショントレードが、悪い癖を付けるためのものになっていることに気がつくべきだ。
負けるための擦り込みを、毎日真剣に続ければ続けるほど、どうなるかは、聞くまでもないはず。
自分と向き合い、正直な目で自分を見つめる。
勝つために、必ず越えなければならない壁なのだから。
今週末から来週までしっかり遊び、来週30日までのトレードを、上記のように評価してみることだ。
一回できれば、オーケーなのだ。
その結果は、あなたの年末から年明けの過ごし方から、来年一年に大きな影響を与えることになるはず。
と思って頑張るのも自由。(笑)
良い週末を!