チャート表示とトレーダーの力量

コメント(0)

チェックシートとチャートを対比させ、自分のトレードを検証するとき、大事なことがひとつあります。

それは、誰が見てもわかりやすいものにするということです。

第三者が見てわかりにくければ、書いた本人にとってもわかりにくいものになっているはずです。

言い換えれば、使っているチャートを見れば、トレーダーの力量は、ある程度わかるものなのです。

優れたトレーダーを目指す方は、そのために工夫を重ね、継続させる努力を続けることを常に心がけてください。

以下に具体例を挙げておきます。

  

chrw-chart.gif

CQGの時間や値段軸のフォントが小さすぎると、確認ミスが起こりやすくなります。

チェックシートの相対評価を検証する場合、チャートにMAは不要です。

MAを表示させるのなら、肝心な部分との明暗のコントラストを大きくします。

ラインが多く交錯したチャートは、チェック時の集中力を妨げることになりかねないのです

chrw-chart3.gif

トレード用のチャートと検証用のチャートでは、使う目的が違うため、検証に不要な要素は取り除くことです。

視点がチェックすべきポイントへ誘導される工夫をする。

トレード用のチャートでもこの考え方は応用できるはずです。

あなたのチャートは、わかりにくいために判断ミスが起こらないようなチャートになっているでしょうか?

checksheetsample.gif

下は私がセミナーの解説で使っている検証のためのチャートです。

chrw-chart2.gif

チェックシートとの照合をわかりやすくするために、右側の不要な部分を表示していません。

照合ミスで間違いが起こりにくいチャートは作業能率を上げ、目の疲労を少なくすることにも繋がります。

    

絶え間ない工夫と改善の積み重ねから生まれた、あなたにフィットしたオーダーメイドのトレードシステムは、あなただけが創り上げることができるのです。

そうしてあなた自身がノウハウを注ぎ込んだ、唯一無二のチャートシステムの構築には、実際のトレーディングで様々なパターンを通したテストが必要になります。

トレード用で使うチャートは検証用より、かなり小さいサイズを複数組み合わせて使うため、こうした工夫の集積は、あなたの大きなアドバンテージとなるのです。

  

あなたは、目の負担を軽減し、判定の間違いが起こりにくい、あなたに合ったチャートシステムで、トレードをしているでしょうか?

あなた自身へのこうした問いかけは、決して無駄にはならないはずです。

コメントする

2011年12月

« 前月 翌月 »
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

月別アーカイブ