チェックシートとチャートを対比させ、自分のトレードを検証するとき、大事なことがひとつあります。
それは、誰が見てもわかりやすいものにするということです。
第三者が見てわかりにくければ、書いた本人にとってもわかりにくいものになっているはずです。
言い換えれば、使っているチャートを見れば、トレーダーの力量は、ある程度わかるものなのです。
優れたトレーダーを目指す方は、そのために工夫を重ね、継続させる努力を続けることを常に心がけてください。
以下に具体例を挙げておきます。
CQGの時間や値段軸のフォントが小さすぎると、確認ミスが起こりやすくなります。
チェックシートの相対評価を検証する場合、チャートにMAは不要です。
MAを表示させるのなら、肝心な部分との明暗のコントラストを大きくします。
ラインが多く交錯したチャートは、チェック時の集中力を妨げることになりかねないのです
トレード用のチャートと検証用のチャートでは、使う目的が違うため、検証に不要な要素は取り除くことです。
視点がチェックすべきポイントへ誘導される工夫をする。
トレード用のチャートでもこの考え方は応用できるはずです。
あなたのチャートは、わかりにくいために判断ミスが起こらないようなチャートになっているでしょうか?
下は私がセミナーの解説で使っている検証のためのチャートです。
チェックシートとの照合をわかりやすくするために、右側の不要な部分を表示していません。
照合ミスで間違いが起こりにくいチャートは作業能率を上げ、目の疲労を少なくすることにも繋がります。
絶え間ない工夫と改善の積み重ねから生まれた、あなたにフィットしたオーダーメイドのトレードシステムは、あなただけが創り上げることができるのです。
そうしてあなた自身がノウハウを注ぎ込んだ、唯一無二のチャートシステムの構築には、実際のトレーディングで様々なパターンを通したテストが必要になります。
トレード用で使うチャートは検証用より、かなり小さいサイズを複数組み合わせて使うため、こうした工夫の集積は、あなたの大きなアドバンテージとなるのです。
あなたは、目の負担を軽減し、判定の間違いが起こりにくい、あなたに合ったチャートシステムで、トレードをしているでしょうか?
あなた自身へのこうした問いかけは、決して無駄にはならないはずです。