何かと忙しくなると同時に、気ぜわしくもなる師走が例年のようにやってきました。
米国マーケットも、ダウ・ナスダックともに、再び200日移動平均線を突破しようかという位置まで回復してきたわけですが、といっても抜けたのはダウ平均だけで、ナスダックはもう少しですが。
つまり本格的なアップトレンドマーケットが目前となっているわけで、強いマーケットでは、しっかりと稼ぎたいものです。
というわけで、12月はスキル強化月間ということで、伸び悩んでいる方のため、様々な Tips をスペシャルで連載の予定です。
乞うご期待。
というわけで、まずそのイントロとして、今日は基本ルールとトレーニング方法について。
米国ナスダックでのイントラデイのトレーディングでは、マーケット開始から1時間でトレーディングを終わらせます。
手法は3分足を使ったクイックマジックプレイで、銘柄選択はボトムスキャンを使います。
もとは1分足で開発したメソッドなんですが、訓練では3分足です。
まずは最初のユニットとして3銘柄へ次々とエントリーして、形成された3分足について、その3銘柄を、ひげの長さ、損益という2項目で評価します。
そして損益がマイナスとなった銘柄を、別の銘柄へスイッチして入れ替えるのです。
手順
エントリーしたら、チャート上へエントリーの位置を水平線で引いて、一目でわかるようにしておきます。
ここまで30秒はかからないはず。
そして入れ替える銘柄を2分という持ち時間の間に探すわけです。
そして3分足が形成される30秒前から、保有している3銘柄を、ひげの長さ、損益という2項目で評価し、チェックシートへ記入します。
そしてダメな銘柄を手仕舞いして、あらかじめ探しておいた入れ替えたい銘柄へエントリーします。
執行は、3分単位でのジャストから15秒の間に手仕舞いと、新たなエントリーが収まるようにしてください。
リアルティックが再び使えるようになったので、これを使えば損益計算プログラムで、15秒以内の執行はバックグラウンドが緑色に着色されます。
エントリーすべてがオールグリーになれば、パーフェクトですから、それを目標にしてください。
グリーンの色は「待ち伏せエントリーができている」という証なのです。
このアタマのユニット3銘柄トータルで、どれくらいの成績が残せているかを、1週間単位でチェックします。
伸びた銘柄へ刹那的に慌ててエントリーしてしまい、ヒゲ先を掴む、ということをなくすための訓練でもあるのです。
大事なことは必ず3銘柄へエントリーするということです。
これは勝てる確率を上げるために重要な要素なのです。
一銘柄だけのエントリーでのトレードはギャンブルと同じで、勝率は50%。手数料があるので、確率的に必ず負けるのです。
なかったら2銘柄でもいいですか?というご質問をいただきますが、3銘柄は必ずあります。
訓練なのですから、とにかく3つへエントリーしてください。
3分後の時点でなければ、6分後、つまり3分足2本待ってからでもかまいません。
3つへエントリーする訓練なのだということを、キモに命じてください。
3銘柄を選択してエントリーする訓練なのですから、必ず3銘柄にエントリーしてホールドする。
できなければできるようになるまで、訓練することです。
ここをおろそかにすると、その後の訓練は意味をなさなくなるのですから、必ずこればできるようにしてください。
こんなこともできないのに、勝とうなんていうムシのいい考えは、キッパリと捨て去ること。
特別に最初のユニットだけは、エントリーしてすぐに反対方向へ動き始め、損益がマイナスになってきたら、1分単位で手仕舞いしても良い。
という例外ルールを設けていますが、最初の訓練の時点では、こうしたルールは無視することです。
大事なことは、3分足の終わったカタチで3銘柄を2つの項目でチェックシートへ記入して相対比較し、入れ替えることができるかどうかなのです。
出来るまで訓練を続けてください。
チェックシートへ記入するのは、動いているチャートを見なくするためと、翌日の検証のための重要な手がかりとして使うためです。
ここの訓練がいい加減なままで次へ進んでしまうと、結局ここへ戻ってきてやり直さなければならなくなります。
訓練不足は結局時間の無駄になるのです。
急がば回れ。
じっくり取り組んでできるようになることが最も大事なことなのです。
これ以外の要素はすべて無視です。
20日間連続でこれができるようになれば、この段階は卒業です。
多くのトレーダーは、ここの訓練がいい加減なままで次のステップへ進むのです。
トレードフロアの訓練でも、できるようになるまで何度もしつこく繰り返しています。
根比べです。
この最初のユニットの入れ替えは、最も難しい部分なのです。
ですから、ここさえできるようになれば、このあとの2ユニット以後は、とてもラクにできるようになります。
みなさんぜひ12月中は、これを繰り返し訓練してマスターしてください。
やりさえすれば、来年にはあなたの人生そのものが、素晴らしいものに変わるのです。
Go for It !