今や日本・米国・EUなど、いまや世界中の国が、経済の立て直しを迫られる状況に瀕している。
だが、繰り広げられている対応には、戦略の違いが明確にあらわれている。
米国は生き残りるための「したたか」な戦略を立て、「攻め」の姿勢を崩さない。
ではEUや日本はどうなのか?
TPPは米経済立直しのため、アジアの成長を取り込もうとする、いわゆる戦略兵器だ。
一方でTPPに対し、声高に既得権維持する農業界を「守る」ための防戦に終始する日本。
これでは、勝負にならない。
政府が民間企業の努力を後押しする米国政府の目線は国民へ向けられている。
日本政府の目線は一体どこへ向けられているのだろう?
原発事故による被害者への対応を見れば一目瞭然。
国民を守ろうという国の強い信念こそが、国民からの信頼を得るための唯一の武器なのに、その使い方さえもわからない日本政府。
孤立した戦いを強いられる日本国民は、自分の身を守るだけで精一杯なのだ。
大本営発表を繰り返し、ドロナワ式対応でその場を凌ごうとする日本政府。
まさに第二次世界大戦の構図そのものではないだろうか。
頼りにならない船長の船に乗った我々はどうすればいいのか?
反乱を起こす気力もない乗客たちの選択肢は限られている。
逃げ出すしかないのか・・
だが泳げない乗客は、逃げることさえできないのだ。
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