昨夜の米国マーケットは、開始早々ハッキリしない動きで難しい展開。
だが途中からダウントレンド、1時間の終了前くらいからはさらなる下げという追い風。
最初の方でイマイチだったトレーダー達は、このあたりで一気に挽回出来るチャンスだったわけだ。
しかし、ここ3日くらいのオープニングは、伸びが鈍いためロスを出しやすい展開となっている。
不確実なマーケットで人間がやることだから、判断ミスなどでマイナスになることはあるわけだ。
大事なことは、そこからどう挽回し、どうまとめるかだ。
とはいっても、事故った原発の収束に比べれば、ラクなもの。(笑)
しかし、安愚楽牧場:破産手続きへ 民事再生を断念とかオリンパス<7733.T>の最初のヤマ場は14日の決算発表、将来的には上場廃止リスクも、そしてトヨタ、見えぬ収益力回復等のニュースを見ると、今までのツケを一気に払わされているかのようだ。
日本を代表するパナソニックや、ソニーの株価を見ると、円高で息の根を止められそうなチャートとなっている。
東京マーケットを支配している外人機関投資家の動向の影響が、ここまであからさまになってきているとき、オリンパスは日本企業の信用力をギャップダウンさせてしまった。
福島原発の収束には100年が必要。
その影響は決して少なくはない。
これからの日本経済はさらにキツいダウントレンドとなるハズ。
悪くなるときは、まず弱い者に一番そのしわ寄せが来ると、相場は決まっている。
国民がまずその影響をモロに受けるわけだ。
個人の経済的自立の必要性は「待ったなし」。
だが「備えあれば憂いなし」 今からでも遅くはない。
まずは何らかのアクションを起こすべき時が来たのではないだろうか?