4(金)の米国ナスダックマーケットはギャップダウンで開始したが、アタマは難しい動きだった。
3分後過ぎたあたりでロングサイドへ入った人は少なくなかったはず。
トレードフロアでは、「少し待った方がいい」という指示を出している。
特にロングサイドはね。
では何故ロングサイドを待てと指示したのだろうか?
2011-11-04 22:33:57 はっちshadow ロングサイドはちょっと待ったほうがいいね
下のナスダック総合指数は、ローソク足の始値が3分のレンジを超えていない。
さらにず6分のレンジも超えていないのだ。
つまりうかつにロングサイドへ入ると危ないわけだ。
もう一点はボトムスキャンの表示だ。
開始と3分と5分を比べると、ショートサイドの数字の方が伸びている。
3分でレンジアベレージまで伸びているロングサイドのHANSは伸び過ぎているので除外だ。
それ以外のPANL・BBBYともに数字は5分の時点での数値が小さくなっている。
つまりロングサイドが全体に下げていることがわかるだろう。
マーケット開始5分後のボトムスキャンのショートサイドは3分の時点より、全体により赤くなっている。
つまり数字が大きくなっているから、下げているわけだ。
だから3分後とか6分後に入るとすればショートサイドへ入るべきなのだ。
2011-11-04 22:32:27 はっちshadow ロングサイド PANL
2011-11-04 22:33:57 はっちshadow ロングサイドはちょっと待ったほうがいいね
1000株で +1420ドル +1860ドル
参考までにこの日の運用チームの成績だ。
6分待てと、言ってるのにねえ。
そうすればアタマの2銘柄分のマイナス745ドルがなくなる。
コマンダーの指示に従った方が、お得。(笑)
これだけのスキルを持っていても、ルールを破ると勝てないのだ。
とはいっても、ミスはするからね。
全体をどうまとめ、プラスへ持って行くのかが大事だ。
一方、素晴らしかったのはVRUS
明らかにわかりやすいエントリー位置のためだろう、1000株に株数を増やしている。
こういう判断が出来るようになったのは大きな進歩だ。
下は1分足チャート。
脱出の判断は1分足を併用していることがわかるはず。