今日は中身とタイトルがかなり違うことになるかもしれない。
校正なしの書き下ろしだからね。
いつもは少なくとも4時間インターバルで校正をしてからアップしているのだが、今日はレア。
誤字脱字は後で修正、私が見つけられればだが。日経ネットでも、ごくたまにあるからねえ。(笑)
現在、書斎兼オフィス兼トレードフロア兼セミナールームでは毎晩10時30分からナスダックマーケットで、自己資産運用とそのための候補生養成を兼ね、コマンダーとして指示を出す仕事をしている。
7日からは米国が冬時間になり夜11時30分から12時30分の一時間労働。
今は10時30分オープンなので早いトレーダーは9時40分に来てPCを起動させる。
今のオフィスのあるビルはダブルセキュリティーシステムなのでオフィスの鍵とではリプルセキュリティーということになる。
そのため毎日5名のトレーダーが揃うための10回の、カメラ付きインターホンの開け閉め操作は、トーダー達お互いでこなすわけだ。
全員が揃うのは大体10時頃。
マーケットが始まる30分前にPCを起動して必要なソフトウエアを走らせ、待機状態にするわけだが、ソフトウエアのトラブルが起こることがあるため、あまりギリギリの時間に来ると大変な目に遭う。
実はちょっと前にその大変な目に・・
昼寝(夜寝というべきか)で寝過ごし、10時20分に家を出て、エレベーターを2台乗り換え、オフィスに着いたのは確かマーケット開始ジャストくらい。
CQGという機関投資家御用達というかプロ用チャートソフトは常に起動させてある。
あとはブラウザで、ネットエイドのメイン・ポスト・ビューア・ログインリスト・そしてボトムスキャン、そしてスカイプを起動。
口述タイピストとヘッドセットで話が繋がったのは、10時36分つまり3分足のローソク足が2本表示し終わる頃。
危なかった(笑)
トレーダーという職業は、60分を柔軟に分析しながら次のモメンタムな瞬間を予測するため、タイトでシビアなタイムコントロール技術が要求される。
だからこういうことがあってはならないのだが、人間である限りミスは避けられない。
そのミスから学べるモノは、ミスをしない分のプラスを遙かに上回ることが多い。
だがミスがない方がいいのは当たり前だのクラッカー。
といわけで、こちらで書いたツールを使うことにした。
より一般的な意味でのウエポンとしてはすでに、9時29分30秒になるとPCの内部時計とリンクしている「マミ」というロボットボイスが「30びょうまえ」とスピーカーを通してトレードフロアに響くという仕掛けを使っている。
トレーダーコタローさんの置き土産。
30秒前という声が何故トレードフロアへ響くかというと、エグゼキューショナーコマンダーは、チェックリスト記載の保有銘柄の相互評価を始めなければならないから。
そのための喋るボイスリマインダーシステム。
エグゼキューショナーコマンダーやエグゼキューショナーが「うっかり忘れた」という事態を未然に防ごうというわけだ。
30秒間で手仕舞いする銘柄を決め、エグゼキューショナーと呼ぶ執行係へあらかじめ候補銘柄を伝えなければならない。
執行は3分単位のジャストから前後15秒以内と決めている。
緊急事態の場合は1分単位のジャストから前後15秒以内。
そのため1分単位で1分の4秒前から「ポッ・ポッ・ポッ・・ポッーン」とロボットボイスの音声による、リマインダーが動作するようになっている。
これは、システムのタイムフレームに沿ってルーティンワークをより機械的にするためでもあるのだ。
このトレードシステムでは、決められたルール通りに「事」を運ぶために必要な、事細かいタイミングや膨大なノウハウがトレーダー全員に日々蓄積してゆく。
神戸へ引っ越し、チームに参加するということは、将来に向けてこうしたノウハウを伝えるという、やりがいのある事業に参加していることになるわけだ。
セミナー参加やオンラインセミナーなど、資金・時間・内容が4段階のバラエティーを持ったいわゆるクアトロセットアップシステムで、志ある者をプロトレーダーとして育て、優秀な人に当社でその手伝いをして貰おうようという魂胆。(笑)
経済面の真の自立に対する価値感の高い人は、ナイスな人が多い。
この仕事の醍醐味は、数字ではあらわせない、お互いが「心地よい仕組み」を担う一員になるという真の価値を伴うという点ではないだろうか。
ダイレクトに利益を出すという目的達成には、誇りにできる共通した目的意識による相互協力の意識は、強ければ強いほどいいのだ。
毎日のTO-DOリストをこなすレベルを高くするには、肉体的、精神的なポテンシャルを上げることだ大事ではないだろうか?
息子の自閉症治療と家族の肉体的、精神的なポテンシャルアップという、いわゆる「トリプルセットアップ」条件が満たされたのだ。
トレーダーの習性なのだろうか、迷わずエントリーしてしまったというわけだ。(笑)