トレードは最初のユニットで勝つのことができるかどうかが非常に大事だ。
このコラムでも繰り返し書くには理由があるからだ。
なぜなら最初のユニットで勝つか負けるかで、精神的なストレスが大きく変化するわけで、ここでの逆境を跳ね返せる人は非常に少ないのが現実。
勝てない人は、まずここを訓練すること。
ポイントは必ず3銘柄以上エントリーすること。リングサイドショートサイド合わせれば、必ず3銘柄以上はエントリーできるはずなのだ。
3銘柄が抵抗なく選択できなかったり、入りそびれたりというような、躊躇が原因となるミスをしないという基本スキルがあなたに備わっているだろうか?
ここを磨がかずには勝てないことを、トレーダーは肝に銘じるべきなのだ。
では18日夜の米国ナスダックマーケットでチェックしてみよう。
オープニングは薄いギャップダウン。
コマンダーの指示は圧倒的にショートサイド銘柄が多かった・・
2011-10-18 22:31:32 はっち FOSL LRCX CHKP BMC short side
2011-10-18 22:33:31 はっち SOHU SINA short side
2011-10-18 22:34:04 はっち DECK EBAY UTHR short side
2011-10-18 22:34:33 はっち GMCR EBAY ESRX short side(太字銘柄は下記でチャート解説)
さてどうだったのか?
500株で +650ドル
エントリーはローソク足がもう一本遅くても大丈夫。
500株で +1150ドル
これもエントリーはローソク足がもう一本遅くても大丈夫。
500株で +440ドル
これもエントリーはローソク足がもう一本遅くても大丈夫。
1000株で +250ドル
これもエントリーはローソク足がもう一本から二本遅くても大丈夫。
500株で +790ドル
これもエントリーはローソク足がもう一本遅くても大丈夫。
1000株で +330ドル
これもエントリーはローソク足がもう二本遅くても大丈夫。
いかがだろうか?
数分の遅れだけが単純に成績に大きく響くわけではない。
トレーディングはタイミングが大事。
待ち受け、狙いすませるという、アクションが、すべての必要な判断時に、素早く遂行できるかどうかだ。
UTHRのようなパターンは、反対色のローソク足野色が見えただけで、予定されていたエントリーを中止するトレーダーだと、エントリーできないだろう。
ヒゲに反応して判断する人もホールドできないだろう。
マイナスの限度はは150ドルだから、ヒゲが伸びてきたら逃げる。
という勝手なルール改変をしている人は多いはず。
つまりだんだんと条件をいじったあげく、間違ったルールを擦り込んでいる人が多いことは、トレーニングをやってみると実によくわかるのだ。
このUTHRの場合、脱出位置は緑のゾーンが被っている、三カ所だということをチャートを見た瞬間に見抜けるだろうか?
この例では脱出は15分間の余裕があったわけだが、多くのケースでチャンスは一度ではないということをアタマに入れておく必要がある。
入れておくだけで、肝心なときに、取り出せない人が多いわけだが・・
つまりトレーディングでは、慌てる必要は全くないということなのだ。
だがみんな、自らの訓練不足のため、慌ててパニくり、意外な行動を取ってしまう。
慌てなくなるよう、機械的に訓練をする重要性がおわかりになるだろうか?
トレードフロアでは、どうしてそこで出るのか?とか、ここはとっくに出てないとダメなんじゃないの?
と容赦なく指摘をすることがある。
黙って見ていられないからだが、もちろん理由を説明しながらだ。
反論があるのなら、何故そうしないのかということについて、私へ説明しなければならない。
あと、「これ誰か持ってる?」ということも聞くことも多い。
誰が何をホールドしているかは、私は知らないからね。
トレードフロアでは毎晩リアルタイムで、効果の高いトレーニングを行っているわけだが、それでも同じミスを繰り返す人は意外と多い。
これが現実。(笑)