お金は人を幸せにするか?

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お金は人を幸せにするか?という Wired Japan の記事をご覧になっただろうか?

よく議論されるが、比較的意見の分かれやすいテーマだ。

「幸せに感じるかどうか?」はその人の価値観にも大きく左右されるようだ。

happy.jpg

たとえば銀のスプーンを咥えて生まれてきた人を例に挙げてみると・・

お金で得られる幸せ感は少ないうえ、お金を失うことによる、恐怖や不快感は高い傾向にあるわけだ。

 

お金の生きた使い方が出来る人は、お金で幸せになることができる。

ほとんどのケースで、9割方、お金は「ない」よりは「ある」方がいい。

と思うわけだが、さて皆さんはいかがだろうか?
  

 

Wired の記事によると、2002年のノーベル経済学賞を受賞した米国の心理学・行動経済学者]ダニエル・カーネマン氏は、数十年にわたって幸福を研究してきた成果を、次のように総括しているという。

「幸福とは、自分の愛する人、自分を愛している人とともに時間を過ごすことだと言っても、あながち言い過ぎではない」。

なるほど。
  

人がどんなときに幸福を感じるかという測定は難しいが、さまざまな活動に関して、不快な心理状態で過ごしている時間の割合を使って、幸福や不快を測定しようとする 「U指数」(U-index)というものがあるという。

[Uは「unpleasant(不快な)」「undesirable(好ましくない)の略]。
  


また、スイスの経済学者ブルーノ・フライとアロイス・スタッツァーは、「通勤パラドックス」(commuting paradox)と呼ばれる傾向を明らかにしている。

それは、人は住むところを選ぶとき、長い通勤時間の苦痛を過小評価するというもの。

たとえ45分余計に通勤時間がかかっても、部屋数が多く芝生の庭も付いた郊外の家に住めば幸せになれると人々は考えがちなのだという。

だが実際には、長い通勤時間はそれに見合うものではないということがわかってくるというわけだ。

  

フライ氏とスタッツァー氏の計算によると、通勤に1時間を要する人の場合、職場に歩いて通える人と同程度の満足度を得るためには、その人よりも40%多くお金を稼がなければならないという。

富を得て、贅沢な暮らしをするようになると、天気の良さや冷えたビール、チョコレートなどといった「日常の些細な喜び」を味わう能力が低下するという研究結果も存在するという。

 

以上の記事の要約を見ると、このテーマというのは、意外と物事の捉え方が問われるテーマのように思えるわけだが・・

お金を自分の愛する人たちのため「こき使う能力」があるかどうか?

これこそが事態を大きく変えることができる重要な要素ではないかと考えている。

 

最後に Wired の記事による幸福度を判定してみると・・

通勤時間でいえば、私の場合自宅からエレベータで20階まで下りて、低層用に乗り換え、11階のオフィスへ辿り着くのにドアツードア・ベースでの時間は約5分。

ということは普通より、40%分稼ぎは少なくても、満足度は高い。

ということになる。 (笑)

さてあなたの通勤時間は?

 

そして私の場合、現在は「日常の些細な喜び」を味わう能力というのは、自分のさらなる体調の向上へ、しっかりと向けられている。

さてあなたは?

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