チームでのトレーディングの醍醐味は、同時保有できる銘柄数が多いという点だ。
つまりバイイングパワーが10万ドルあれば、9銘柄から10銘柄が同時ホールドできるわけだ。
だがいくら資金があっても、一人では10銘柄の動きをもれなく監視することは不可能だ。
だが我々のチームでは、3人のエグゼキューショナーコマンダーが監視している。
大事なのは手仕舞いのタイミング。
下は金曜日のナスダックマーケットでのトレーディング。
7銘柄同時脱出の指示が出たわけだが、APKT のみが1分ほど早く脱出している。
下は先物の1分チャート。
50分のローソク足が最後の上昇で、51分になると下げ始めている。
コマンダーの私は、49分の時点の長いローソク足が出た時点で、次の足あたリが脱出の最適位置だと判断。
準備の指示を出したわけだが・・
上は3分チャート。
陽線3本目が伸びている間に手仕舞いしているため、ヒゲ先で脱出することができたわけだ。
脱出は買いの場合、上げているうちに手仕舞いすること。
誰が見ても下げた位置では、売り手ばかりになるため、あなたが売る相手となる買い手が居なくなるのだ。
ロングサイドの手仕舞いでは「陽線のうちに出る」のがポイント。
だが頭ではわかっていても、実際のマーケットでこれが出来る人はほとんどいない。
なぜなら、こうしたタイミングでの脱出訓練をしなければ、できるようにはならないからだ。
下は1分チャート。
1分足の陽線が4本伸びた後のギャップアップで始まった陰線の途中で手仕舞っていることがわかるだろう。
上のリストを見ると、この銘柄の利益幅は7銘柄中最大なのだ。
残りの5銘柄トータルで、やっとこの銘柄の利益幅と同じ。
つまりこの銘柄は、最も良い位置で手仕舞いするべき銘柄なのだ。
こうした判断を、同時ホールド中に行い、その手順をエグゼキューショナーへ伝え、実行しなければならない。
この同時脱出でのゲインは7銘柄で1500ドルほど。
トレードで何よりも大事なことは、マイナスをできるだけ出さないことなのだが、同時に最大の利益が出る位置の見極めも重要だ。
高い収益を出すためには、こうした手仕舞いの際のノウハウを知り、実際のマーケットでしっかりと訓練する必要があるのだ。
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