今日の東京マーケツトの記事の中で使われていた5分ギャツププレイについて具体的に詳しく教えて頂けませんか。
というご質問をいただきました。
5分ギャッププレイというのは、5分間足チャートを使い、最初に形成されたローソク足本体から抜け出た方向へエントリーするという手法です。
メルマガの配信では、日足を使ったハイローバンドでエントリー方向を特定しているのですが、日足で決めたエントリー方向と逆に動いた場合などに、非常に有効なトレード方法です。
では実際の例を挙げて説明しておきましょう。
11日のダイキン工業(6367)の場合、日足での判定はショートサイドへの空売りなのですが・・
下は5分チャート。
5分間のレンジ、つまり最初のローソク足の本体をどちらかへ抜いたら、その方向へ入ることで、高い勝率のトレードが可能になります。
この例では、ショートサイド(空売り)です。
移動平均線の向きでトレンドを確認した位置は、より安全なエントリーポイントですが、利益幅は薄くなります。
つまりリスクを取ればゲインは大きくなり、リスクを避けると、ゲインは少なくなるわけです。
もう一例をあげておきましょう。
これは日足を使ったハイローバンドでのエントリー条件は満たしていません。
ですがハイローバンドのトレンド方向は、ショートサイドへのエントリーを示唆しています。
このように日足での判定でエントリーの方向を決めるのが基本なのですが・・
下は5分チャート。
5分間のレンジ、つまり最初のローソク足の本体を上へ抜けた位置で、抜けた方向へ入るわけです。
移動平均線の向きでトレンドを確認した位置は、より安全なエントリーポイントですが、利益幅は薄くなります。
5分という、より短いトレンドを判定できるチャートでトレンドを見極めてエントリーするのが5分ギャッププレイなのです。
日足で特定した方向を狙う際に、マーケットでの「ぶれ」やノイズを掴み、5分足という、より短いチャートを使うことで、安全性の高いトレンド方向へエントリーできることが、おわかりいただけると思います。