日経に「世界株安、個人投資家はどう動けばいいのか プロの見方」というタイトルの記事が掲載されている。
記事は3つ。
ではどういう内容なのかというと・・内容はすべて想定内。
さて皆さんなら、どう書くだろうか?
「株価は割安、売り急ぐべきでない」大和証券投資情報部部長
パニック的な売りにつられ、焦って株を売却すべきでない。
国内企業の業績改善に伴い、景気が緩やかに回復するというシナリオは崩れていない。
ただ株価がここまで下げると、急速に切り返すのは難しい。
金融政策などの支援材料が出て株価が回復しても、別な悪材料が出ればすぐに押し戻される。
持っている人はホールドか?と言いたくなる、わかりにくい内容だ。
「一時的に預金に避難」東京FPコンサルティング ファイナンシャルプランナー
買い急がないことが賢明だ。
株式を保有している投資家はここ数日の下げで含み損が拡大した。
ストレスに感じるようなら、損切りをしたほうがいい。
買い急ぐといっても買えるチャートがないからねえ。(笑)
ストレスとは関係なく、カットロスラインを切ったらとっくに損切りのはず。
「配当利回りの高い銘柄に注目」 明治安田アセットマネジメント
配当利回りが高く、業績の安定している銘柄を選べば、3カ月後にはある程度は上昇しているのではないか。
株価は売られすぎの水準にまで下げたので、日経平均は早ければ週末から来週に9000円台に戻るだろう。
出ました、配当狙い。
配当など吹っ飛ぶ下げなのだからねえ。
個別の記事は直接見ていただくとして上記が主な内容だが、いかがだろうか。
まともなスイングトレーダーなら、カットロスラインを切ったらとうの昔に手仕舞っているはず。
記事を読むとわかるが、書いている彼らはいわゆるサラリーマン。
だから、本格的なトレーディングの経験はないはず。
そのそも、この期に及んでまだ買いのポジションを持っていルこと自体、大問題なわけだ。
上は日経平均の日足チャートにハイローバンドを引いている。
基本的にはハイローバンドギャッププレイと同じ考え方。
7月12日のローバンドを切った時点で、ほとんどの銘柄はピークを過ぎているはず。
そして7月の終わりには緑色の20日移動平均線をブレイクダウンしている。
そしてサポートラインを切る8月3日は絶好の空売りチャンス。
そして今日手仕舞い。
買いはまだ。
買いは20日移動平均線を上抜いてからだ。