放射性物質の飛散シミュレーション( ドイツ気象庁)は8月2日(火)から見ることができなくなりました。
こちらのサイトに、「ドイツ気象局への放射性物質拡散予測の存続希望の話し合いとその結果」の詳細が掲載されています。
今後継続した定常的な予報は行わないようです。
以下はその要約。
やめた理由
第一に福島原発からの放射性物質の放出が事故当初に比べて減っている。
第二に拡散予想の解釈を誤解されることが多い。これは「もし放射性物質が放出されたらどうなるか」という予想であり、実際に放出されたものを示しているのではない。
最後の理由として、これ以上行うと、パートナーとしての日本との関係が悪化する事を懸念しているとのこと。
日本のシステムSPEEDIでの情報公開は、日本でされるべきではないかと。
ドイツ気象庁のモニターシステムには福島や周辺の放射線のIAEAからのデータが入力されており、彼らはモニターを継続している。
そのため有事の際にはすぐにでも計算を始められるとの事。
彼らの放射性物質のモニター観測システムは、多数のゲルマニウム検出器が電気冷却システムで動いている。
空気中の物質をエアロジェルで吸着して測定。
プルトニウムや重い核からのアルファ線を測る装置
ストロンチウムなどのベータ線しか放出しない核を測定する装置
化学分析をして微量の放射性物質(マイクロベクレル)を測定する装置などを見せてくれた。
そのようなシステムがドイツ中にあるとのこと。
こちらに日本の気象庁への意見感想を送るフォームがあります。
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