週末を迎え、今日は雑談モード。
アメリカは債務上限を引き上げるのか?で書いたように、いよいよ8月2日が目前。
マーケットは、あらかじめわかっている事に関しては、パニックは起きにくいという性質があるのだが、さてどうなるか。
しばらく福島の原発事故放射能漏れに関しての日記は書いていなかったが、けっして安全になったわけではない。
福島の原発事故放射能漏れに関してのツイッターでのまとめはこちらをご覧いただきたい。
埼玉県川口市に在住の10歳の女子児童の尿からセシウム137が検出された。
「関東の将来の姿」を暗示しているかのようだ。
多くの国民は本当の内部被曝の怖さを自覚していないことをいいことに、いい加減な発表を続ける政府関係機関。
福島県南相馬市を皮切りに内部被曝を計るホールボディーカウンタ検査が始まったが、ヨウ素131、セシウム137の生物学的半減期となる4ヶ月も経ってから。
国は「パニックを起こさないように」という都合のよい理屈をつけ、検査を遅らせたのだろう。
浪江町90人飯館村20人川俣町山木屋地区12人の計122人を対象に行われた検査結果はこちら。
「内部被曝に関する線量換算係数」の表この報告書では、「内部被曝については、合計しても1mSv未満であり、相当、低いと評価できる」と結論付けているが、まったく馬鹿げた話だ。
内部被曝は外部被曝の600倍になるため、600mSv外部被爆相当になるのにだ。
外部被曝換算では、放射能防護服やゴーグル、n100マスクを装着、完全に体表や口・目・鼻などから放射性物質が入らない状態で、放射能の線源から直接、600mSvを浴びたことになるわけだ。
意識の高い川口市在住の母親が、子供を被爆させまいとして次のような対策をしてきたという。
「震災以降、飲食物、雨にかなり気をつけていて、マスクはGW明けまでしていました。掃除も毎日床拭き、壁も水拭きしました。家に入る時は玄関前でブラシで服を払い、雨が降れば傘やカッパも水洗いしていました」と細心の注意を払っていたにもかかわらず、10歳の子供の尿からセシウムが検出されたのだ。
福島第一原発から200kmも離れたところにいたわけで、福島市内の同じ年頃の児童から検出されたセシウムの量より少ないはず。
このサイトは、役に立つ情報がまとめられている。
東京都の北側では、川口市の倍も高い放射線量を示しているエリアがある。
この数値は区の職員が地上1mの空間線量を計ったもので川口市と同じように、雨が降るごとに線量は増えているはず。
なぜか?
バズビー博士が会津若松の市街を計測したところテルル129が検出された。
これは福島第一原発の原子炉で、再臨界がいまでも起こっていることを示している。
長野県松本市では、放射性ヨウ素131が検出されている。
これは6月29日のことだが、ヨウ素の物理的半減期は8日。
「放射性物質の放出量が100万分の1に減った」といっても、これがいつまで続くのかがだ。
そういう局面に差し掛かってきたということになるわけだ。
関東以西のエリアでは、一度に大量の被曝を受けなくても、今後、燃料が燻っている限り、被曝してゆくことを忘れてはならない。
東京の高級住宅地の価格は大幅に下がりつつあり、一部で投売りが出ている。
このままでゆくと、1年後、2年後に関東がどのようになってゆくかは想像できるはず。
時間が経てば「原発事故と放射能による健康被害との因果関係」は立証が困難になってゆくわけだ。
対策としては髪の毛を根元から抜くなりハサミで切るなりして20本以上保管する。
髪の毛は平均して1ヶ月に1cm伸びるため4cm程度の長さがあれば、3月11日に被曝したときの成分は髪の毛に出ているからだ。
その際、3月11日からの行動記録を思い出す限り書いておく。
新生児の場合は、ヘソの緒を大切に保管しておく。
DNAからその赤ちゃん本人であることが特定できるうえ、放射性物質も検出できるからだ。
福島第一原発から毎日放出されている放射性物質はモニタリング・ポストなどより、はるか高いところを漂っている。
雨が降るごとに、地上に「ドサッ」と落ちてくるわけだ。
そのため今となっては、モニタリング・ポストの計測値は、私たちの日常においては、あまり意味が無くなってきている。
私たちは、放射能の見えないドームの中で生活していると考えた方がいいだろう。