新譜を探すにはアマゾン。
ただし日本のアマゾンでは試聴できないので、ドットコムアマゾンで検索するとほとんどが試聴できるはず。
Born 2 Groove の延長線上にあるため、これが気に入ったなら買いかな?
基本的には2007年の Born 2 Groove と同じ、生音 Smooth Jazz 系で、ほぼ全曲が徹底したミディアムテンポ。
全曲これだけハズレなし、というアルバムは少ない。
転調を巧く使ったデビッドフォスターのようなアレンジで、シンプルなメロディーの繰り返しを、転調で色づけするという手法だ。
なので聴き手を飽きさせない工夫がされているため、聴けば聴くほど、良くなるタイプのアルバムだ。
これだけ曲に変化をつけることができるのは、作曲能力とアレンジ力の賜。
20007年の born 2 groove と比べると、サウンドやアレンジが、今そのものだということを強く感じる。
Days Of Soul
今までプロデューサーとして参加していた Paul Brown はゲストでギターとミックスで参加。
バンドメンバーも若手に一新。
ゲストはギターに Paul Brown 、ペットに Rick Braun 、ギターに Peter White、ギターに Jeff Golub 、オーケストラに Gregg Karkuasとベテランが固めている。
下記は2007年夏に紹介した日記の引用。
0806 Mon. born 2 groove
暑くなってきましたが、みなさんお元気ですか?
と一足早い暑中お見舞いを兼ねて先日、銀座山野楽器で購入した5枚のCDのうちの一枚をご紹介。
あなたの心の中へ、涼しい風を送り込んでくれるはずのアルバムです。
Euge Groove (ユージ・グルーヴ)は、元タワーオブパワーのサックス奏者というのが最も手っ取り早い紹介かも知れない。
今回も試聴せずに買うというような、ギャンブルではなく「まっとう」に試聴をして購入したわけだが今回はラッキーなことに、何枚かの気に入ったアルバムに出会えた。
その中でも、これは一曲目のイントロからハートを鷲掴みにしてくれた born 2 groove というアルバム。
イントロのシンセベースが少しファンキーなサウンドが始まり、10秒も経たないうちに購入サイドへ大きく傾いた、この日の試聴で最も嵌ったアルバムだ。
低いゾーンでのセクシーなシンセベースにカブるのが、左右へコーラスでパンしたエレピのサウンド。
一瞬、目眩いのような効果に「たじろぐ」と、甘美なストリングスが流れ、まさに準備万端。
そこへユージンのソプラノサックスが少し「ためらいながら」切り込むのだが、ケニー・Gになることなく、美しいメロディーラインを縫う A Summer Nights Dream だけでも、迷わず買いたくなるはずだ。
これで売れなきゃ「どうするの?」という、この手の音楽が好きな方にの琴線を「くすぐる」作りは、途中のブリッジのリズムや、ちょっとバリーホワイトの入ったストリングスのアレンジによるものかな?
ジャケットの Produder を見ると Euge Groove と Paul Brown。
そやあ売れるよな。
4曲目の Slow Jam ではテナーを吹いているが、美しくリリカルなプレイで、女性リスナーはイチコロだろう。8曲目はこの手のインストものには定番の歌モノ I Love You More Than You'll Ever Know が収録されているが、ソウルフルで本格的な佳曲で、この曲まで試聴された方は、このアルバムを買おうという気にさせてくれるはず。
Euge Born は、1962年11月生まれの46才。
1984に University of Miami School of Music を卒業後、Joe Cocker ・Tina Turner・Huey Lewis and the News、それにもちろんタワーオブパワーのメンバーなどのバックを務めた。
エッジが効いて、ハスキーでメタリックなサウンドは、ケニー・Gのように甘くなりすぎないというのが特徴か。
美しいメロディーに少しファンキーなスパイスを振りかけた、彼のサウンドが好きな方には、他のアルバムもお薦めです。
コメントする