2011年6月30日現在の写真 SONY DSC-HX5V Photoshop CS5
今時のコンデジVSデジイチ で書いたが、これだけコンデジが売れていてもWEBで見かける写真はなんだかインパクトのないものが多い。
プロが撮る写真に目が慣れている我々は、シロートの写真がイマイチ魅力に欠けるように映るからね。
というわけで、そういうとこも一応考えてあります。(笑)
で、7月というキリのいいタイミングで差替え。
これは今までのもの。
きっかけは、サングラスが壊れそうだったので、念のため新しいサングラスを注文。
度付きでこういうタイプのメガネというのは普通のメガネ屋ではダメなので、大阪のここ(KURODAYA)へ出向き、まずフレームを選択。
でレンズを決めるために計ってみると、前より視力が良くなっているという。
「度」は少し弱くなったというわけです。
最近は facebook などで実名公開の人が増えています。
私はmixiでも2005年に日記を書き始めたときから、ずーっと本名。
トップページには顔写真を掲載。
その理由は?
というわけで、20007年3月2日に書いた日記(mixi では2月21日)を再掲載。
どう見せて、どう見るのか?
アメリカのネットによる出会い系サイトでは、1年間に4000万人もの人が自分の詳しい個人情報を、見ず知らずの人と交換しているそうです。
自分のいわゆる個人広告を自分で書き、写真、統計的で客観的に思えるようなデータ、収入の水準、教育の水準、好き嫌い等を載せるわけです。
そしてそのアピールが誰かの気まぐれに引っ掛かったら、その人はあなたにメールを送りデートの約束にたどり着けるかもしれないという仕組みです。
そこで、経済学者2人と心理学者1人が、出会い系サイトのひとつを取りあげ、ボストンとサンディエゴの26歳から35歳の白人利用者約2万3000人のデータを分析したわけです。
面白かったのは、広告の内容に関しては、人は自分の個人情報を公開するとき、どれぐらいの率直さというか正直さで記述しているのかという点と、レスに関してこうした個人広告にどんな情報を入れるのが一番効果的なのかという2点でした。
人は自分の個人情報を公開するとき、平均よりずっとお金持ちで、背が高くて、痩せていて、ルックスもよかったと、少なくとも、自分じゃそう主張したがるようです。
こうした出会い系サイトにいる人たちのうち、年収2,000万円相当以上も稼いでいる人は4%を上回っていたのですが、実際は典型的なインターネット利用者でそんなに稼ぐ人は1%もいないのです。
つまり、高給取りだと自称する4人に3人はサバを読んでいるというわけです。
身体的特徴については、男性も女性も全国平均身長より3センチほど背が高く、体重に関しては、男性はだいたい全国平均と同じですが、女性は全国平均より10キロぐらい軽いと自己申告しています。
もっと印象的なのは、70%もの女性がルックスは「人並み以上」だと主張している点で、24%は「ルックスはとてもいい」と言い張っているという点です。
ネット上では男性もゴージャスのようで、67%はルックスが「人並み以上」で、21%が「ルックスはとてもいい」そうで、残るたった30%ほどの人がルックスは「人並み」。
「人並み以下」だと言う人は 1%! と微々たるものです。
こうなると、みんな大ボラ吹きかナルシスト、さもなきゃ「並」という言葉を生理的にうけつけないかのどれかだということになってしまいますね。
別の言い方をすれば、知恵があるというか現実をよく知っているということになるのでしょうが、不動産屋なら知っていることですが、典型的な家は「素敵」でも「最高」でもないけれど、そう言わないと誰もわざわざ見にきてくれたりはしないからですね。
一方で正直な人たちもいるようです。
男性の8%つまり、だいたい12人に1人1は既婚だと言い、その8%の半分が自分の「結婚生活は幸せ」だと告白しています。
しかし、正直だからといってバカがつくとは限りません。
サンプルに含まれていた「結婚生活は幸せ」な258人の男性のうち、自分の写真を載せているのはたった9人。
愛人を作ることで得られるものを、奥さんに自分の広告が見つかるリスクが上回っているわけで、
「ところで、お前こそあんなサイトで何してたんだ?.」とごまかそうとしても、多分勝ち目はないでしょうからね。
では出会い系サイトで「うまく行かない」もっとも大きな理由は何でしょうか?
それは自分の写真を載せないというものです。
自分の写真じゃなくて、もっとルックスのいい他人の写真を載せても、ぜんぜんかまわないわけですが、そういうインチキをやると後で間違いなく裏目に出ます。
自分の写真を載せていない男性は、載せている男性の4分の1しかメールが来ないのです。
女性が写真を載せないと6分の1。
稼ぎが少ない、学がない、仕事がつまらない、あまり魅力的でない、ホラ吹き、さらにハゲ、そんな男性でも、写真を載せれば年収2000万円もあって死ぬほどハンサムだと言いつつ、写真を載せない男性よりもメールが来る可能性は遙かに高いのです。
写真を載せない理由は、いろいろあるのでしょう。
パソコンをうまく使えないとか、友だちに見つかったら恥ずかしいとか、ただブサイクだとか・・
ですが、買ったばかりの車を売るときと同じように、見込み客は、ボンネットを開けると何かとてもまずいことになっているんだろうな、と考えるのです。
長期的な関係を結びたいという男性は割り切った関係にしたいという男性よりもずっと成績がいいのですが、女性の場合割り切りのほうがうまくゆくようです。
男性にとって女性のルックスは何よりもずっと大事だし、女性にとって男性の収入はどうしようもなく重要なのです。
男性がお金持ちであればあるほど来るメールも多いのですが、女性の収入については男性は稼ぎの「低い」女性と付き合うのを嫌がる傾向にあるようですが、女性があんまり稼ぎすぎてもビビってしまうようです。
男性は学生、アーティスト、ミュージシャン、獣医、そしてセレブとデートしたがり、秘書や仕事をしていない人、軍人や警官は避けて通ります。
女性は弁護士や金融関係、軍人や警官、消防士が大好きで、肉体労働者や俳優、学生、飲食関係や接客業の男性を避けます。
男性にとって背が低いのはとても不利ですが、体重はあまり関係ありません。
女性にとって、デブは致命的。これが体重ではサバを読む原因なのでしょう。
こうしてデータを見ると、私たちが自ら広く外へ向かって公表している情報と、自分しか知らない本当の情報とはずいぶんと違っていることがわかります。
アメリカと日本という違いはあるにせよ、心理的ないわゆるココロの動きというのは、とても似ているものなのですね。
人は自分を周りにどう見せたいのか、そして人からどう見られたいのか、というどちらかの立場に常にいるわけです。
ですが、どちらの側にいようと、データが物語る実態というのは、言っていることとやっていることは違うのだという、誰もが認めたくないけれど当たり前の事実にたどり着いているような気がするのですが、どうなんでしょうか。
ですが、こう見せたいという努力が、人を変えてゆくチカラには、決して侮れないものがあると信じたいものです。
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