先日「タイムフレームを組み合わせる」というテーマを取り上げましたが、今日はその第二弾。
ここでもう一度思い出していただきたいのが下の方程式。
大きなトレンド < 週足・日足・30分足・5分足 > 小さなトレンド
というわけで、今日は渦中の東京電力(9501)をサンプルとして解説します。
実は17日(火曜)は絶好のショートポイントでした。
下は5分足チャート。
今や400円銘柄となり果てた東京電力(9501)ですが +33円というのは株価を考えると素晴らしいゲインでした。
単純年利に換算すると、 1980% !の利回りに相当するわけです。
下は日足チャート。
日足のハイローバンドギャッププレイとしては、ナイスな位置です。
下の赤い水平線はメジャーサポート。ここを陥落したわけです。
そして斜めのブルーのアップトレンドラインが前日に崩壊しています。
400円を切ればOK。
下の5分足のエントリーポイントは395円あたり。
チャート分析からは、まさに「飛んで火に入る夏の虫」あるいは「ネギしょった鴨」です。
大きなトレンド < 週足・日足・30分足・5分足 > 小さなトレンド
でいえば週足も見ておきましょう。
反転の兆しはありません。
さらに下は月足。
湯量銘柄を買って長期保有するという投資信託でいえば、2009年からは、絶対に組み入れてはいけない銘柄になっていたわけです。
今の東電の体質がチャートに現れていたのでしょうね。
赤い右下がりのラインがトレンドチャンネル。
ダウントレンドですから、空売り、つまりショートでホールドすべき銘柄になっていたのです。
これを組み入れていた投資信託は、何もわかっていない連中が運用していたということになります。
「ほあんいんぜんいんあほ」
という、いま小学生の間で流行っている、前から読んでも後ろから読んでも同じフレーズを、思わず思い出してしまいました。(笑)
というか組み入れていた投資信託を運用していたファンドマネージャーが実は「チャートを見ていなかった」ことがバレてしまったというわけで、ご愁傷様です。(笑)
まともなトレードをしたいのなら、マルチタイムフレームでチャートを見ましょうね。