オープニングのエントリー条件は、比較する項目が少ないため難しく感じるはず。
トレンドラインはまだ形成されず、複数のローソク足によるフォーメーションもないため、ギャップ幅、最初のローソク足の長さ、ヒゲという3つの要素で決めなければならない。
最も避けたいのが、エントリー直後から下げ始め、損益が一気にマイナスになってしまうケースだ。
だがある点に注意さえすれば、こういうケースに遭遇することは意外と少ないのだ。
ではその典型的なパターンを見てみよう。
2011-05-06 22:31:35 はっちshadow PCAR
最初のユニットで、うっかり入ってしまいカットロスになる典型パターン。
最初のローソク足本体の高値を超えて、2本目が始まっているかのように見える。
だが最初のローソク足に上ヒゲがついている場合は要注意だ。
1分足チャートで見ると3分間に相当する3本のローソク足本体の高値を、4本目のローソク足が超えていないのだ。
これは今まで何度も説明しているが、こうしたパターンを見抜き、エントリーを避けることができれば、最初のユニットでカットロスをする確率は大きく下がるはず。
だからといって、100%避けることができるわけではない。
2011-05-06 22:32:55 はっちshadow URBN
これは避けられないパターンだ。
1000株で -80ドル
下の1分足チャートを見ても、これはエントリーしてしまうパターンだ。
だがカットロス。
この日はこの銘柄と次の銘柄が、引っかかってしまうパターンとなったわけだが、こうして負けるリスクは非常に低いのだ。
自分がエントリーしてカットロスをした場合、避けられたのか、それともうっかりエントリーしてしまったかを、明確にすることが大事だ。
毎日のこうした客観的な判断の積み重ねによって、チャートを見分けるチカラをどんどんつけてゆくことができるのだ。
ではもう一例。
2011-05-06 22:33:23 はっちshadow BIIB ロングサイド
これも500株で -150ドル近くのカットロスになるケースだ。
だがここは始まってから435ドルも上げてからのエントリーポイントなのだ。
下は1分足チャート。
さてこの3本のローソク足のあとで、入りたいと思うだろうか?
次にプルバックが来る確率が非常に高いパターン。
つまり最初の3分が経過して、あまりにも長いローソク足が形成されている場合は、避けた方が無難だということ。
だがこうしたポイントをパッと見てわかるようになるには、かなりの場数が必要になる。
ワンクリックシミュレーションを数多くこなせば、こうした経験値を上げることができる。
時間があれば、ワンクリックシミュレーションを繰り返すこと。
この努力は、早かれ遅かれ必ず実を結ぶことになる。