2011年03月22日 のCoolに過ごそう

TV広報で流され続ける「嘘」

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放射能に関連した報道で最後に必ず付け加えられる「健康に影響のあるレベルではない」というのは、ほとんどのケースで嘘だということを、頭に入れて置くべきだ。

放射能は、1時間あたりどれだけ放出され、どれだけ体内へ吸収されるのかが問題になる。

何時間照射され続けたかを、かけ算で計算した値が、蓄積されることを忘れてはならない。

では実際に例を挙げてみよう。

 

首都圏の放射線量わずかに上昇 雨と風向きの影響か

平常値に戻りつつあった首都圏の放射線量が、2011年3月21日朝はわずかに高い数値となった。雨や風向きの影響と見られている。

茨城県北茨城市では、20日の放射線量は1時間当たり0.734~0.878マイクロシーベルトで推移していたが、21日7時時点で1マイクロシーベルトを超え、8時10分に1.24マイクロシーベルトを記録。12時時点では0.985マイクロシーベルトとなっている。

東京都新宿区では、20日は1時間当たり0.048~0.051マイクロシーベルトと平常値の範囲内で推移していたが、21日の11時から12時にかけて最大0.120マイクロシーベルトと約2倍上昇している。

埼玉県さいたま市は12時時点で0.087、千葉県市原市は0.070、神奈川県茅ヶ崎市は9時時点で0.073マイクロシーベルト。いずれも平常値よりわずかだが高い数値だ。

甲府市は平常値を保持、群馬県前橋市は20日18~19時に0.103マイクロシーベルトを観測し、21日12時には0.066マイクロシーベルトまで減少。栃木県宇都宮市は19日から21日12時まで0.133~0.166マイクロシーベルトのまま。

山梨県甲府市は、9時時点では平常値を保っている。

多くの場所で平常値よりもやや高い数値を記録しているが、これらの放射線を1時間浴びても、胃のX線健診で受ける1回の放射線量の約500分の1から9000分の1程度とされており、各都県ともに「健康に影響のあるレベルではない」としている。

2011年3月21日 13時26分 発表

 

レントゲンといういわゆるエックス撮影線の場合、1年間浴び続けて1回のエックス線写真の被爆量になるには、0.01から0.03マイクロシーベルトまでが1時間に浴びてよい許容量になるわけだ。

東京都新宿区では、20日は1時間当たり0.048~0.051マイクロシーベルトと平常値の範囲内で推移していたが、21日の11時から12時にかけて最大0.120マイクロシーベルトと約2倍上昇している。

ということは0.120マイクロシーベルトの新宿区で1年過ごせば、1年に12回レントゲン撮影したのと同じ放射線を浴びることになる。

ニュースの内容を話すキャスターは、自分で考えた意見を言うわけではなく、台本通りに喋るだけなのだ。

そのため見ている側は、自分の頭で考え、真偽のほどを検証しなければならない。



1/3  ニュースの深層 3:17(木) 「福島原発事故 メディア報道のあり方」

 

 

 
 2/3  ニュースの深層  3:17(木) 「福島原発事故 メディア報道のあり方」 

 

 

 3/3  ニュースの深層 3:17(木) 「福島原発事故 メディア報道のあり方」

 



福島原発の危険性

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2007年にはこういう申し入れが行われていたのですね・・

福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ

2007年7月24日

 

東京電力株式会社

取締役社長 勝俣 恒久 様

日本共産党福島県委員会
委員長 最上 清治

日本共産党福島県議会議員団

団 長 神山 悦子
副団長 宮川えみ子
幹事長 藤川 淑子
原発の安全性を求める福島県連絡会
代 表 早川 篤雄

福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ

東電柏崎刈羽原発の中越沖地震への対応は、福島県民に大きな衝撃をもたらしたばかりか、多くの国民にも疑問と不安をもたらしている。東電がこれまでどんな地震にも大丈夫という趣旨の主張を繰り返してきたことと裏腹に、消火活動が出来なかったり、放射能を含む水が海に流出したり、放射性物質が3日間も主排気筒から放出されたり、原子炉建屋などの地震の波形データが大量に失われている。

そもそも、1995年に阪神淡路大震災をもたらした兵庫県南部地震の岩盤上の地震動の記録は、日本の原発のなかでもっとも大きい地震に備えるとされる中部電力浜岡原発の設計値を越えていた。このことは1981年に原子力安全委員会が決定した原発の耐震指針の基礎が崩壊したことを示したものであった。

以来、私たちは、国と電力会社に対して、耐震指針の抜本的見直しと原発の耐震新指針の確立を求めてきた。2006年、原子力安全委員会は「新耐震指針」を決定したが、原子炉を岩盤でなくとも建設できるとか、活断層がない場合の規定が曖昧など大きな後退や問題をもつものであった。

今回発生の中越沖地震で柏崎刈羽原発を襲った揺れは、設計時の想定を最大3.6倍と大きく上回った。これまで兵庫県南部地震の事実を突きつけられても、原発の耐震性は大丈夫としてきた政府と電力会社の説明は完全に覆されていることを率直に認め、以下の対応を早急に取るよう求める。

1. 中越沖地震から教訓として何を取り入れて対応したのか、また対応しようとしているのか。その上に立って、福島原発10基の耐震安全性を総点検すること。

2. 東電は、柏崎刈羽原発の設置許可申請時におこなった海底調査で、今回発生した中越沖地震を引き起こした断層があることをつかんでいたことが判明している。

これまで福島原発立地周辺の断層調査の全容と安全審査の対象にしたのはどの断層で、対象からはずしたのは何かを明らかにすること。

3. 発電所内の自衛消防隊の消火体制の確立・強化をはかり万全をはかること。

4. 福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。

柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。

5. 危機管理体制の再点検を行い、その結果を速やかに公表すること。

 

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