福島第一原子力発電所の放射線量について、午後1時52分に1時間あたり1557.5マイクロシーベルトを観測と発表されたが、1時間で 1.5ミリシーベルトということになる。
1シーベルトの千分の一が1ミリシーベルト、1ミリシーベルトの千分の一が1マイクロシーベルト。
身体の血液の変化は、250ミリシーベルト以上であらわれる。
医師や技師、看護師は一年間にどれくらい被曝しているか測定しているが、ほとんどが1ミリシーベルト以下の被曝で、どんなに多い場合でも、2-3ミリシーベルト。
法律によって放射線・放射能を扱う医師・技師・看護師は年間20ミリシーベルトを超えないように定められている。
放射能を浴びても、すぐに影響が出ないが、多量の放射能を一気に浴びると体中の染色体が破壊され、細胞分裂ができなくなる。
2週間くらいは全くの健常者に見えるが、だんだん体が溶けてゆき、今生きてる細胞の寿命が本人の寿命となる。
脱毛は3000ミリシーベルト(3シーベルト)以上。
皮膚の変化は5000-10000ミリシーベルト(5-10シーベルト)以上の量で生じることが知られている。
ちなみに全身に一度に4000ミリシーベルト(4シーベルト)以上被曝すると骨髄機能不全による死に至る。
最高の医療で何処までできるのかの記録で、東海村臨界事故の犠牲者のドキュメンタリー「朽ちていった命」の本では、放射能の凄まじさがよくわかるはず。
このように、事故処理にあたる作業員は短時間で交代し、細心の注意を払う必要がある。
福島第一原子力発電所の放射線量について、午後1時52分に1時間あたり1557.5マイクロシーベルトを観測と発表されたが、1時間で 1.5ミリシーベルトということになる。
1ミリシーベルトで、1万人が被爆すると、500人から1000人がガンになる可能性が高くなるという。
1986年4月のチェルノブイリ原発事故では、原発作業従事者約20万人が100ミリシーベルト、発電所近くの27万人が50ミリシーベルトの放射線を受けたといわれる。
福島でも、原発から3キロ・メートル圏内にある双葉厚生病院の患者、職員90人の中から、3人を検査したところ3人とも除染ですむ程度の被曝をしていた。
爆発時に避難のため学校で待っていて被曝したらしいが、残りの87人も同じように被爆した可能性が高いということになる。