このページの解説では、日足チャートを使った「ハイローバンドギャッププレイ」を基本としています。
つまり日足というタイムフレーム(時間軸)のトレンド方向へトレードをするという前提で、買いや売りの指示を出しているわけです。
つまり5分足や2分足を使いながら、日足のトレンド方向へエントリーすることを前提にしています。
ではこの「日足のトレンド」という「縛り」をなくせばどうなるでしょう?
そこには自由なトレーディングの世界が広がっているのです。
そこで今日は、「日足のトレンド」とは関係のないトレード手法として「5分ギャッププレイ」をご紹介。
週末大サービスであります。(笑)
では具体的に例を挙げて説明しましょう。
東京マーケット14日(月)
◆◆9時5分の表示銘柄
コード 銘柄名 株価
5713 住友鉱山 1,489 買
8316 三井住友FG 3,040 買
6988 日東電工 4,730 買
5108 ブリヂストン 1,643 買
住友金属鉱山(5713)はアップトレンドにならず、9時5分の株価を抜かなかっため見送り。
さてこの銘柄の日足がどうなったのかを見てみましょう。
見事にハイローバンドギャッププレイで、5日目に手仕舞いをすれば利益が出ています。
ですが、イントラデイというデイトレードだと、その日の5分チャートでは「買い」の方向へは入れないのです。
そこで始まってから「5分間」に形成されたレンジ「値幅」を抜けた方向へ、エントリーできるというルールでトレードをすればどうなるでしょうか?
下の黄色いゾーンが「5分間」に形成されたレンジ「値幅」です。
エントリーのあと2円ほど逆へ振れましたが、黄色いゾーンを「上値抵抗ゾーン」と考えると我慢できる範囲ですね。
緑の範囲が想定利益幅となります。
ではもう一例。
この銘柄は、日足によるハイローバンドギャッププレイでホールドするとカットロスとなります。
ストップに当たってしまうのでカットロスとなるわけです。
日足のトレンド方向へのエントリーはできませんね。
ブリヂストン(5108)も移動平均線がアップトレンドにならず。
さらには9時5分の株価を抜かなかっためエントリーできず。
ということになります。
そこで5分ギャッププレイ!
下のように、5分間の黄色いゾーンが「5分間」に形成されたレンジ「値幅」です。
ここを抜けたら、そのトレンド方向へエントリーするわけです。
黄色いゾーンがレジスタンスとなって、株価が上がることを邪魔しているかのように見えるはずです。
これがギャッププレイの神髄なのです。
実は何を隠そう伝説の「30分ギャッププレイ」はこれと全く同じ考え方で生まれたトレード手法なのです。
「5分ギャッププレイ」では5分間待つ間に形成されるゾーンをもとにトレンドの方向を決めています。
そのため、黄色いゾーンがレジスタンスの働きをするのです。
つまり負ける確率が少ない方向へ、エントリーをすることになるという、柔軟性の高いトレード手法です。
ぜひお試しあれ!