イントラデイトレーディング、つまりデイトレードでは、トレードするタイムフレームのトレンドに沿ってトレードをするのが基本だ。
そしてエントリー方向は、このメルマガの場合は、日足によって決定している。
エントリー方向を決めるときも、より大きなトレンドの週足もチェックするわけだ。
21日金曜日は、ある重大なサインが表示されていた。
そのため少し変わった指示を出したわけだが、お気づきになっただろうか?
◆9時5分の紹介銘柄
コード 銘柄名 株価
8830 住友不動産 2,122 買
※株価は9時5分過ぎのもの
ダウントレンドを確認してからエントリーしてください。
2011/01/21 (金) 9:06
買いの場合はアップトレンドを確認してからエントリーするのが基本だ。
青い水平線の位置が、9時5分の株価2122円。
お手元にメールが届き、チャートをチェックするのはたぶん9時10分あたりだろう。
この時間帯はダウントレンドの最中。
だから、アップトレンドを待つわけだ。
だが最初のエントリーではプラス3円あるいは、ブレイクイーブンのパターンで、この日の始値を抜くことができなかったのだ。
下のチャートでの2回目のエントリーは、ギャップダウンが起こったあとでショートサイドを狙っている。
何故ここで空売りをする、いわゆるショートサイドを狙うのか?
その答えは下の週足にある。
上から200週の移動平均線(赤い右下がりの移動平均線)が降りてきている。
つまり、強力な上値抵抗線があるため、株価が上昇しない可能性が高いゾーンでもあるわけだ。
言い換えれば、このゾーンでは上がらなければ、パニックのため大きく下げるパターンが発生しやすいのだ。
2分足チャートを見ると、まさにその通りの展開となっている。
こういう週足パターンでは、最初のロングサイドへのブレイクが失敗したら、ダウントレンドを確認した位置で、即ショートサイドへの空売りを狙うことだ。
「ダウントレンドを確認してからエントリーしてください。」というメッセージは、このパターンを予測しての指示だったというわけだ。
ロングサイドへしか入らないと決めている方は「妙な指示だなあ」と、いうことになるわけだが・・(笑)
「トレンドに沿ってトレードする」という視点で見れば、ごく当たり前の指示だということがおわかりいただけるはず。
チャートを見ると、やはりパニックが起こり、+23円という大きなゲインが可能となった下げ幅を記録している。
もちろんその後の反転では再びロングサイドを狙うわけだ。この日はここでのロングサイドへの買いは、2回のチャンスがあったというわけだ。
つまりこの日、この銘柄はトータル4回のトレードチャンスがあったことになる。
このメルマガでは最大4銘柄までは表示されるためエントリーするチャンスは4回まであるわけだ。
この日のように対象銘柄が1銘柄しかなければ、同一銘柄へ4回エントリーしても資金的には全く問題ないわけだからね。
このように一銘柄だけしか候補がない場合は、週足という一回り大きなタイムフレームでチャートをチェックすることで、より多彩なトレードが可能になるというわけだ。
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