金曜日の米国マーケット、よく動きましたね。
こちらに記録がありますが、ルール通りにトレードできれば2000ドルオーバーのゲインが可能な展開でした。
APKT が1000ドル、SWKSが1200ドル、GOOGが870ドル、DNDNが300ドルですから、これだけで3000ドル以上。
なので2000ドルくらいは穫って欲しいところ。
一方の東京マーケットは相変わらずの展開。
大きなゲインを狙うには、かなりの工夫が必要でした。
スイングスキャン銘柄を使ってのデイトレーディングでは、トレードするタイムフレームのトレンドに沿ってトレードをするのが基本となります。
スイングスキャンを使う場合、エントリー方向は、日足によって決定しています。
当然のことながら、エントリー方向を決めるときも、より大きなトレンドの週足をチェックするわけですが、21日金曜日は、ある重大なサインが表示されていました。
そのため少し変わった指示を出したのですが・・
◆9時5分の紹介銘柄
コード 銘柄名 株価
8830 住友不動産 2,122 買
※株価は9時5分過ぎのもの
ダウントレンドを確認してからエントリーしてください。
2011/01/21 (金) 9:06
買いの場合はアップトレンドを確認してからエントリーするのが基本ですね。
青い水平線の位置が、9時5分の株価2122円。
サービスを受けられている方の手元へメールが届き、チャートをチェックするのはたぶん9時10分あたりでしょう。
この時間帯はダウントレンドの最中。
そのため、アップトレンドを待つわけです。
ただこの日の最初のエントリーではプラス3円あるいは、ブレイクイーブンのパターンで、この日の始値を抜くことができなかったのです。
下のチャートでの2回目のエントリーは、ギャップダウンが起こったあとでショートサイドを狙っています。
何故ここで空売りをする、いわゆるショートサイドを狙うのか?
その答えは下の週足にあります。
上から200週の移動平均線(赤い右下がりの移動平均線)が降りてきていることに注意してください。
つまり、強力な上値抵抗線があるため、株価が上昇しない可能性が高いゾーンでもあるわけですね。
言い換えれば、このゾーンでは上がらなければ、パニックのため大きく下げるパターンが発生しやすいのです。
2分足チャートを見ると、まさにその通りの展開となっています。
こういう週足パターンでは、最初のロングサイドへのブレイクが失敗したら、ダウントレンドを確認した位置で、即ショートサイドへの空売りを狙うのです。
「ダウントレンドを確認してからエントリーしてください。」というメッセージは、このパターンを予測しての指示だったというわけです。
ロングサイドへしか入らないと決めている方は「妙な指示だなあ」と、いうことになるわけですが・・(笑)
「トレンドに沿ってトレードする」という視点で見れば、ごく当たり前の指示だということがおわかりいただけるはずです。
チャートを見ると、やはりパニックが起こり、+23円という大きなゲインが可能となった下げ幅を記録しています。
もちろんその後の反転では再びロングサイドを狙うわけで、この日はここでのロングサイドへの買いは、2回のチャンスがありました。
つまりこの日、この銘柄はトータル4回のトレードチャンスがあったことになりますね。
このメルマガでは、パターンに填れば最大4銘柄までは表示されるわけで、そうなるとエントリーするチャンスは4回まであるわけです。
この日のように対象銘柄が1銘柄しかなければ、同一銘柄へ4回エントリーしても資金的には全く問題ないわけですからね。
日本株もこうした工夫をすることで、このように一銘柄だけしか候補がない場合でも、週足という一回り大きなタイムフレームでチャートをチェックすることで、より多彩なトレードが可能になるというわけです。