2011年01月06日 のCoolに過ごそう

プラットフォームの光と影

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米国在住の方から次のようなご質問をいただきました。

  

私自身、デイトレードネット様の使われているリアルティックを使用する予定でおりましたが、個人投資家に対するトレード株数の制限が変わったことにより使えなくなったと把握しております。実は他のブローカー、MASTER TRADER.COMに問い合わせたところ、リアルティックでのトレードする株数の制限はないとの返答でした。
要するにここのブローカーではリアルティックを使えるとのことです。
月額使用料は$100+データ料金($30)で、コミッションは片道$6.95、月20トレード以上する場合は月額使用料が無料とのことです。

鎌田氏にも御社が検討されているプラットフォームを問い合わせてみました。
おそらく、御社では日本語サービスがあるという点も重視されているのだと思いますが、総合的に考えて私の情報が確かならリアルティックがベストなのかなと考えております。

私がリアルティックを使用した場合、今後のセミナー(ゆくゆくはエグゼキューショナートレーニング)に参加できる条件は満たされるのでしょうか。
それも含めてプラットフォームの選択を検討したいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

 

英語が話せてすべて自力で契約を含めすべてができるのであれば、マスタートレーダーで口座開設をされるのが最も安く上がる方法で、なおかつ株数の制限もなしでトレードができる方法だと思います。

タウンゼントアナリティクスの親会社とマスタートレーダーとの契約がそうなっているからなのでしょう。

現在私を含め日本人が頼んでいる、現在のブローカーは日本語サポートがあるわけですが、このコストが少なからず今回のこうした展開に影響しているのではないかと思います。

米国株をトレードする以上、トラブルがあっても英語で解決できる能力があれば、執行に関するコストは確実に安くなると考えていいでしょう。

ですが、日本人の口座開設者のほとんどの方は、口座開設の書類への記入は、日本語による記入例の解説がなければできないのが現状です。

 

もう一点これは、Transcend Capital側といろいろ話した結果の私の推測なのですが・・

 

デイトレードネットを通じて口座開設をされている方は、実トレードに移行するまでの時間が非常に長いため、手数料収入がすぐには入ってこない客ばかりなワケです。(笑)

たぶんこうしたビジネスの観点から、リアルティックのタウンゼントの親会社は Transcend Capital つまり我々の頼んでいるブローカーの顧客に対しては、片道1500株以上のトレードをしないとダメという条件を突きつけてきたのかもしれません。

負けないように長時間シミュレーションをやる顧客は、目先の手数料収入の観点だけからいえば「ありがたくない顧客」になるわけです。

そのため、アメリカ人の顧客に比べると日本人の顧客は圧倒的に人数も少ないこともあって、手数料がしっかり入って来る条件でしか、トレードできないような条件をつけてきたのかもしれません。   

マスタートレーダーのほとんどのアメリカ人顧客は、デイトレードネットからの顧客のように長期間シミュレーションはやらないでしょうし、サポートも英語でいいわけです。 

つまりかかるコストは安くすむため、トータルコストも安くできます。 

顧客が勝とうが負けようが、どんどん手数料を払ってくれる客はどちらにしても、上客なのです。 

最近はアメリカマーケットが強くなってきているため、リアルティックのタウンゼント社の親会社にすれば、新規の口座開設者でほとんどミュレーションなしですぐにトレードを始めて手数料を払ってくれる「カモ」は魅力的な存在に映るはずです。 

もしそうだとしたら、こうした顧客を優先したいのは当然のことだともいえるわけです。
   

まあこれは私の勝手な推測ですけどね。

    

Transcend Capital 側にとって、現時点ではビジネスの観点からいえば、日本人客はそれほど魅力のある対象ではないかもしれません。 

ただデイトレードネットは実績として今まで顧客を紹介してきた窓口ではあるわけですし、口座開設をした人のなかで実トレードへ移行する人の割合は多いはずです。 

シミュレーションの時間が長く、時間はかかろうともです。 

ろくにシミュレーションをしないで実トレードへ移行するのは自殺行為なわけですし、結局実トレードへ移行した実力のあるトレーダーは、いつまでも手数料を払い続けてくれるよい顧客に成長するわけですからね。    

私の個人的な繋がりも含め、私がリクエストを出しても、いろいろなプラットフォームを探してくれ、なおかつ日本人による日本語サポート要員まで用意してくれているのは、こうした側面を理解してくれているからだと思います。

Transcend Capital 社の上層部のスタッフと、私とは個人的な繋がりが長いためもあって、こうした今までの関係を大事にしてくれているのは、ありがたいことなのですけどね。  

 

どちらにしても、プラットフォームの選択肢を増やして欲しいというリクエストは出していますので、近いうちに何らかの進展は見られると思います。  

それはさておき、マスタートレーダーで口座開設されるのは一向にかまいません。  

ただ、以上のような事情から、現時点においてはプラットフォームが違うことによる様々な問題が発生するかも知れないことは、ご承知おきください。

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