この車は、評価が書きにくい。
C6という車は、独特の浮遊走行感覚や異次元の内装に目を奪われるため、それ以外の部分の評価へ神経が回らないことになりがちだ。
さらに、いわゆる「評価を仕事にしている」ライターのインプレッションも数が少ない車だ。
つまり、何度も試乗しないことには、正体がわかりにくい車だといえるだろう。
ちょっと思い出したことがあるので、補足。
2リッターエンジンのNEWC5は走行距離7000キロ台の代車で、ナビもETCもついていなかった。
アプルードカーとして商談に入る寸前の車を借りたのだ。
だがこのように、 iPone4 がたまたま置けるスペースが・・
驚くべき事には、ホルダーもなく、ただ単に立て掛けてあるだけなのに、走行中位置がずれることがないときた。
まるで最初からiPhone4 用にスペースが、あけてあるかのように、収まりが良かったのだ。(笑)
で、ナビとして活躍したのが iPhone のアプリ「全力案内」。
別にナビは要らないよな、は言い過ぎにしても、目的地までのガイドとしての性能には全く問題なし。
音声がガイドしてくれるので、画面を見る必要がないため、車載ナビとして実用に使えるのだ!
で、話は前後するが、結論から書くと結局 C6 に。
決め手は何だったのか?
それは、運転席側のドア内側にある取っ手がもの凄く使いやすかったから。
ミニも非常によい位置と形状だったが、C6はまさにドンピシャの位置。
上の写真のように、ウィンドウスイッチの後側に窪みがある.
ここを掴んでドアを開け閉めするわけだが、この位置が絶妙。
思わず、ニンマリしてしまったほど。
候補となったドイツ御三家の車種を含め試乗した車は、ドアの開け閉めが微妙なものがほとんどだ。
というのは、ドアヒンジ側(つまり車の前方)に近いところにドアの取っ手があると、開け閉めにチカラが必要になる。
たとえば、隣に車が止まっている場合、当たらない位置でドアを止めなければならない。
てこの原理を考えればわかるが、ドアヒンジ側(つまり車の前方)に近いところにドアの取っ手がある車は、こうした際の微妙な位置調整に、かなりの力が必要になるのだ。
ドアの開け閉めは、車の乗降の際に必ず行わねければならないことを考えると、私にとっては、車選びの際に外せないポイントなのだ。
で、納車まで借りた 旧C5。
セブンスターのオフィシャル代車。
この車も見るのははじめて。
8万キロ近い走行距離のため、ハイドロから受ける感じは、まさに鏡の表面を走るかのような感触。
距離を走ると、アタリがついてこうなるのか!!
と、驚きのシトロエンライド!を体験しながらの納車待ち。
ドリンクホルダーには、手帳がピッタリと収まる!
しかしシトロエンは、どの車もシートの座り心地がいい。
これは素直に凄いことだと思う。
それとこの車はシフトレバー表面のアルミがツルツルして、それが妙に掌に心地よかった。
意味もなくナデナデしてしまう。 なんだかヤバイなあ!
このように、シトロエンは思わぬところに、感性を刺激する仕掛けのある車だ。
意図してか、あるいはしなくてそうなっているのかは、はワカラないけど。
とりあえずつけましたという、後付けのETCユニットと、何とレーダー探知機!。
ここのシトロエンディーラーは、エライ!
続く・・
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