2010年12月18日 のCoolに過ごそう

達人の条件

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世界的達人になるための「1万時間の法則」を、ご存じだろうか。

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ビートルズも無名の弱小バンドとして1万時間を過ごし、スティーブ・ジョブズも会社を追い出されて10年で、今のアップルの成功を成し遂げたのだ。

 

名人・達人・天才と呼ばれるようになるための原理的な仕組みは、科学的に分析され、以下のような本で知ることができる。

 

天才! 成功する人々の法則 - マルコム・グラッドウェル 著 講談社

非才! - マシュー・サイド著 山形浩生&守岡桜 訳  柏書房

究極の鍛錬 - ジョフ・コルヴァン著 米田 隆 訳  サンマーク出版

 

大事なことは、自発的なやる気を継続させての時間で計算するということだ。

成功イメージを持ち続け真摯に集中して取組み、自分の限界を超えようと上を目指して挑戦する姿勢を持ち続けての時間だ。

 

たとえば新入社員が1日8時間働くとして、1万時間なら1250日。

つまりざっと5年もすれば、それなりに仕事ができるようになるわけだ。

 

一方、雇う側の会社の立場としては、できるだけ早く稼いでくれないと困るわけだ。

それに途中でやめる人がいるわけで、そうなると歩留まりが悪くなる。

 

そのため普通の会社では残業で追いまくり、極めてハードなスケジュールでこき使うことになる。

仮に3年間で1万時間を達成させようとすると、1日16時間働かせる必要があるわけだ。

  

だが、退職すると、その蓄積された時間も大して役には立たなくなる。

サラリーマンをやめて、すぐにトレードのプロになれないのは、要求されるスキルがあまりにも違うからだ。

 

そのため再びその道のプロになるためにはざっと6年かかることになるわけだ。

だがそうはのんびりとはしていられない。

 

  

日本で米国株のトレードをやる場合、1日3時間とすると、10年頑張れば達人になれるということになる。

私は1997年に突然首を切られたのをきっかけに、アメリカでトレードの道に入った。

 

当時は一日6時間半プラス自宅での研究1時間で、一日7時間半トレードに没頭した。

トレードの場合は、高い集中力が必要なため、新入社員が1日8時間働く場合とは密度が全く違う。

    

どう少なく見ても2倍の密度はあるはずで、そうなると5000時間が目安になる。

一日7時間半で一ヶ月150時間。一年で1800時間。3年弱で5000時間。

  

実際にやってみればわかるが、トレードで必要とされる集中力は、桁外れの密度だ。

そのため、この密度が仮に3倍から4倍だとなると、さらに時間は短くなる。

   

さらにトレードの場合は、そもそも好きで始める人が多い。

そうなると自発的なやる気を継続させることがたやすくなり、好きこそものの上手なれで、その仕事に向く可能性が高くなり、それなりの勉強や下準備を積んでいるケースではそれが有利に働くことになる。

 

3年くらいで一人前のプロトレーダーが誕生することがあるのは、こうした理由によるものだ。

   

この時間を2年に短縮できることはほぼ実証済み。

で次のステップとして、さらに短い時間で成功させようというプロジェクトを現在遂行中。

 

オールグリーン化は、その一環から生まれたものだ。

で、その目標とは、3ヶ月!

 

これが無謀だったのかどうかは、年明けには、明らかになるはず。

乞うご期待!

  

  

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