「9時5分の表示銘柄」というのは「ハイローバンドギャッププレイ」の条件にあてはまった銘柄が表示されます。
昨日のコラム、「それなりに動く東京マーケット」では「取引される資金や、トレードの経験や技術によって、決済のタイミングが当日か、それとも持ち越すのかは変わります。」と書きました。
そして日足を使ったオーバーナイトとする、いわゆるスイングトレードでのルールを書いたのですが、今日は具体的な必勝法を説明します。
こちらに基本ルールがあります。
https://www.daytradenet.com/Service/Method/30HLBG/30HLBG.htm
スイングトレードでは、最大5日間保有することができるというルールがあると、昨日書きました。
ですから5日前の配信銘柄を例に説明します。
こちらに15日月曜日の記録があります。
https://www.daytradenet.com/hiloband/archives/2010/11/151830.php
15日月曜日の ◆◆9時5分の表示銘柄
コード 銘柄名 株価
4523 エーザイ 2,870 買
左は週足・右は日足チャートです。
日足チャートはハイローバンドギャッププレイのルールにあてはまっていますね。
青いマークは、2870円の位置で、この値段以下なら買ってもいいということです。
トレードでは「トレンド」というマーケットでの流れに沿って、トレードをするのが基本です。
今日はこのことをよく理解してください。
つまり日足のチャートを見るついでに、より大きな流れがわかるチャートを見ておくのです。
より大きな「タイムフレーム」、つまりローソク足の単位がより大きなチャートを見ることが大事なのです。
左の週足チャートは、ダウントレンドが終わって、青い陽線が出た後の位置です。
つまり大きな流れでは、下げ止まって反転し始めた位置に相当します。
5日高値移動平均線(青い移動平均線)の上の位置にマークがありますね。
つまり日足チャートでは、ハイローバンドギャッププレイのルールにあてはまっている。
より大きな流れがわかる週足では、下げ止まって反転し始めた位置にあるということがわかります。
トレードは複数銘柄に資金を分散させてリスクを下げるのが基本ですが、この日は1銘柄だけしか該当銘柄がありませんでした。
ですからこの銘柄に投入する資金は、予定の三分の一から四分の一にしておきます。
さてこの エーザイ(4523) は、5日後の金曜日には、どうなったでしょうか?
右の日足チャートの緑のゾーンが利益ゾーンを表しています。
買った日の翌日には、赤いローソク足が出てヒヤっとしましたが、その後3日間はギャップアップを繰り返して上昇しました。
5日目の始まった位置で手仕舞いすると、48円の利益です。
信用取引で1000株なら97万円ほどの資金で、4万8千円の利益です。
500株なら48万5千円ほどの資金で利益は2万4千円、200株なら19万4千円の資金で9600円の利益となります。
資金効率としては1週間で17%、1ヶ月で68%、1年間の単純利回りでは816%ということになります。
このように、トレードではトレードをするタイムフレームより一つ大きな時間軸のチャートを見て、大きな流れがどうなっているのかを見ておくことが大事です。
日足チャートを見るときは、週足チャートも一緒に見ておくことです。
大きな流れに逆らってボートを漕いでもダメなのです。
ボートを漕ぐときは、大きな流れに乗って漕ぎましょう!