スイングスキャンで選択された、いわゆる日足を使ったハイローバンドギャッププレイ銘柄については、東京マーケットの動向を含め、こちらのページで解説をしています。
マーケット開始から5分の時点で表示された、この方法で選択された銘柄を配信するサービスで、次のようなご質問をいただきました。
詳細はこちらの資料をご覧あれ。
シグナル配信後の取引について
9時5分の紹介銘柄配信を受け取った後の取引について教えてください。
・エントリーは指値ですか。成立しない場合はどうするのですか。
・決済は後場引けですか。
・利益目標、ロスカット設定はしないのですか。
この「9時5分の表示銘柄」というのは「ハイローバンドギャッププレイ」の条件を満たした銘柄が表示されます。
エントリーが指値なのか成行きなのかは、銘柄、トレード手法と、保有の長さと、取引のサイズによって変わります。
成立しない場合はどうするのか?というご質問ですが、一日の値段の変化の回数や値幅を調べ、いわゆるデイトレードも可能な銘柄から候補となる銘柄を選択しています。
ですから、ほよど大きなサイズでなければ、取引が成立しないということは、ないはずです。
当然のことですが、取引される資金や、トレードの経験や技術によって、決済のタイミングは変わります。
決済は、最大5日間保有する、その日の大引けあたりあるいは前場の終わりで手仕舞いする、などのバリエーションがあります。
今日のように買いの場合、その値段より安い値段で買えれば有利になるわけです。
5分で表示され多銘柄を配信して、メルマガをご覧になっている方が、売買できるのがいつの時点になるのかは人それぞれ。
大事なことは、チャートを見て判断するということです。
利益目標やカットロスも、取引される資金や、トレードの経験や技術、決済のタイミングによって異なります。
ここですべてを書くスペースはありませんから、基本を学びたい場合は、各種トレーディングセミナーなどへ参加するなどの方法があります。
では11月5日(金曜日)の東京マーケットでの例で、考え方のサンプルを解説しておきます。
9503 関西電力 2,061 買
始まった位置は2050円あたりですが、5分の時点では2061円まで上昇したため、この値段での買いの指示が出ています。
2本ある青い水平線の、上の方の青い水平線の位置が2061円です。
仮に2061円で買って、終値あたりの2041円で決済すると、20円の損となります。
ですが、デイトレードであれば、次のような方法があります。
黄色いマークが2061円の位置です。
そこから下げはじめて、再び上昇しています。
ですから8分の時点でエントリーできれば、上げ止まったあたりで手仕舞することで12円の利益を出すことができます。
きちんとチャートを読むことができれば、勝てるチャンスは増えるということですね。
トレードはいかにロスを減らすことができるかで、トータルの成績は決まるといっても過言ではないのです。
チャートで監視をしながら、最小限のロスで済むようなトレード方法が、イントラデイの、いわゆるデイトレードなのです。
6301 小松製作所 2,101 買
この銘柄の場合は、5分後の値段が、始まった値段とほとんど変わりませんから、終値あたりで決済すれば71円の利益となります。
デイトレードならどうなるでしょうか?
9分か10分の時点で買い、上げ止まったあたりで売れば、14円の利益となります。
この例では、マーケットの終わりで決済した方が、大きな利益となったわけです。
ですが根性を入れて一日張り付いていれば・・ (笑)
2回で64円の利益で、終値での決済での71円の利益に肉薄する結果が出せるというわけです。
チャートで監視をしながら、最小限のロスで済むようなトレード方法なのですが、マーケットの終わりで決済すると・・
関西電力(9503)が20円の損。小松製作所(6301)が71円の利益で、トータル51円の利益となります。
デイトレなら、関西電力(9503)が12円の利益で、小松製作所(6301)が64円で、合計76円の利益となります。
これはあくまでもこの日の2銘柄を比較した場合ですから、マーケットの終わりで決済した方が成績が良い場合もあります。
大事なことは、大きく負けないことです。
機械的にマーケットの終わりで決済すると大きく負けるケースがあるため、デイトレードの方が有利です。
ただしマーケットの日足チャートが安定したトレンドで動いているときは、機械的にマーケットの終わりで決済した方が成績は良くなります。
このように、チャートを読む力があれば、有利にトレードをすることができることは、お分かりいただけたと思います。
もちろん、デイトレードをするにはそれなりの勉強をする必要がありますけどね。
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