エグゼキューショナートレーニングでは、複数ホールドを前提として、トータルな利益をプラスゾーンで維持することが要求される。
ではこれを実現するにはどうすればいいのか?
トレード中に利益を確保し、翌日の検証では判定基準の軌跡がよくわかるチェックシートを作ることだ。
昨夜はこのチェックシートの使い方を含め、昨日の日記で書いた人体実験(笑)を、経験豊富なA氏でテストしたのだが、その結果やいかに?
下は Executioner Internal のブログから転載したA氏のコメント部分。
100930検証:+751㌦
ギャップ、同色本数、ヒゲの3項目を数値化して、売り方、買い方の累積圧力を想定して、チャートの反転ポイントを考える。複数ホールド銘柄の相対比較を行い、脱出最優先銘柄の事前準備をしておく。
これは、昨日までの理解。
今日はさらに師匠から、極意の指導があった。
同色本数の見方を土人の算数から、洗練された相対比較ができるような視点だ。(笑)
チャートを大掴みに見て、特徴を捉えることだ。
総評
新チェック表の示唆により、大負けはしなくなってきた。
9勝8敗で、損失平均は、118.8㌦。
コマンダーの鮮やかな脱出の裏側には、この銘柄はそろそろ脱出という事前の準備があった。
それは、ホールド銘柄の相対比較という視点だけではない。
同色本数のパターンや、ヒゲ先、抵抗線、同一方向へ進むその銘柄の動きの特徴など、総合的な事前考察がある。
だから、反対色になったら、躊躇なく出ることができるのだ。
ようやく、これらを理解できる準備が整ったようだ。
ではサンプルをお目にかけよう。
2010-09-30 22:40:20 はっちshadow GMCR
水平線が買いの位置。同時にストップの位置でもある。
次のローソク足の始まる位置がギャップアップするかどうか。
無事ギャップアップして伸びたわけだ。
次のローソク足の始まる位置がギャップアップするかどうか。
同色本数3
下ヒゲに注目。良いサインだ。
ギャップアップ。
次のローソク足の始まる位置がギャップアップするかどうか。
同色本数4
上ヒゲなので注意が必要だ。
ギャップアップ。
次のローソク足の始まる位置がギャップアップするかどうか。
同色本数5
ヒゲ先トレンドラインが下げているので注意が必要。
赤い陰線の始まった位置は、前のローソク足の終値と、ツライチで始まっている。
同色本数5
前の陽線が呑み込まれたら脱出だ。
下は確定したローソク足。
始まった位置で手仕舞いしないと、スリッページを喰らい、下の方で約定することがよくわかるだろう。
こうした条件を、保有している銘柄同士で比べ、優先順位をつけること。
そして現在の株価が最もエントリー位置から近いものが、最優先で脱出しなければならない銘柄候補、となるわけだ。
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