「チェックシートをつけようね運動」は、少しずつ効果を発揮してきているようです。
いってみれば、車のシートベルト装着キャンペーンのようなものだといえばいいでしょうか。
ですが、効果が出る記入と運用ができている人は、ほとんどいないようなのです。
とはいえ、やはり一応の効果はあるようなのです。
実はこのようなメールをいただきました。
昨日、リアルテックのデモ講座(練習用)を申込完了。
ネットエイドで練習開始予定です。
ソフトの操作に慣れることからですが、以前より一歩前進しました。
それと本日も日本株は少ないですが負けなしでした。
以前の自分のトレードは「絶対損はしたくない。ストップをつけたくない。(大バカ)」デタラメでした。
チェックシートをつけなかったらトレードしないと心に強く決めました。
車で言うと「俺は2種免許持ってる(実際持っていますが)だからシートベルトしなくていい。」と言っていたようなものです。(必ず死ぬのに)
馬淵先生のお陰でトレードの心理状態が恐怖から楽しみに変化しつつあります。
「つじつま合わせ仕事(会社)」の脳の使い方から「楽しみ全開の仕事(トレード)」になってきました。
毎日が楽しくて仕方ありません。(笑)
また、神戸に見学に行かせてください。
宜しくお願いいたします。
馬淵先生、皆様もお元気にご活躍ください。
チェックシートの効果とはどういうものかが、とてもわかりやすく表現されていると思います。
そこで今日はさらなる、効果的な使い方について。
これは昨夜、トレーニング後、かなり突っ込んだ検証の結果から得られた問題点解決のヒントになるはずです。
下は昨夜の米国ナスダックマーケットで、一番最初に指示を出した銘柄の2分足チャート。
2010-09-16 22:32:13 はっち INTU
エントリー前の32分以前に、候補となる銘柄を指示するのですが、ネットエイドでは書かれることはあまりありません。
ボトムスキャンのトップ5銘柄を見れば、私も全く同じ銘柄をチャートで見ていますから、最初のユニットの選択は自力でできるわけですね。
◆最初のチェック項目は、2本目のローソク足の始値が「エントリーできる条件のギャップがつけているかどうか」です。
これがOKならチェックをつけ、執行ボタンをクリックしてエントリーします。
◆次に約定した値段をチェックシートへ書き込みます。
◆そしてストップの値段をチェックシートへ書き込みます。
チャート上のストップの位置へ水平線を引きます。
特に最初のユニットでは忘れてはならない項目があります。
◆3銘柄でトータルをプラスにする。
◆エントリー位置から上がらなければ切る。
◆上の例では株価の上昇幅あるいは、同色の本数をチェックする。
◆ストップにヒットするかどうかの確認
◆トレンドラインのチェック
これらの項目を今のローソク足が確定する2分間の間にチェックするわけです。
3銘柄エントリーしているはずですから、3銘柄のチェック項目を相対比較し、次の動きに対して、準備しておくのです。
さて2本目のローソク足が確定した時点で最も、ロスを出しやすい銘柄はどれでしょうか。
つまりエントリー位置からの距離が近い銘柄はどれなのか?
そう下の NTRSです。
2本目のローソク足にものすごく長い上ヒゲが出ています。
ローソク足本体が縮んできて、ヒゲが長くなってきたらプラスのうちに出られれば最高です。
下の例はほとんどのトレーダーがやるであろう、脱出の位置です。
INTUはエントリー位置からかなり上の位置でOK。
BMCは+236がサポートとなって、2本目のローソク足の終わった位置も悪くありません。
NTRSが一番 +236に近く、長い上ヒゲがついています。
つまるNTRSは真っ先に切る確率が高い銘柄なのです。
いかがでしょうか?
ホールドしている間は、ローソク足の伸び縮みにつきあって、見ている時間などないのです。
3銘柄のチェックシートの条件を比較して、優先順位を決めておかなければなりません。
次のローソク足の始まりが、エントリーと反対方向へのギャップをつけたらどの銘柄を優先して処理しなければならないのか?
こうした予測を常にしておくのです。
次のローソク足が始まったら、予定していたアクションを起こす。
つまり動きに対してあらかじめ動きを予測しておくことが大事なのです。
そのためにチェックシートを使い、チェックをつけながら、優先順位を決める。
2分間の間に何を見て、どう考え、どのように予測するのか?
次のローソク足の動きに対して迅速に対応するには、頭の中でこうした先回り計画を練っておくことが大事なのです。
そのために必要なのが、チェックシートなのです。
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