2010年08月28日 のCoolに過ごそう

電子書籍の黒船襲来! 全世界2000万部のベストセラー全文無料公開の衝撃には、人種、年齢、性別を超えた「成功の原則」が書かれています。

この「7つの習慣」はネットで告知されて、日替わりで内容が公開されるというので、読んでみました。

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8月30日(月)発売の「週刊ダイヤモンド」で特集が組まれるようです。

こうした自己啓発ものというのは、内面の変化に応じて、その意味あいが変わってゆくという、類を見ない独特な面白さがあります。

そこで思い出したのは、こちらの2006年1月16日に書いた「意思の持つパワー」という日記です。

以下が内容の引用です・・
 

今日はある一人のトレーダーの方からのメールをご紹介します。

彼女とは今では、かれこれ足掛け6年もの知り合いなのですが、思い起こせば、キーになるセミナー、たとえばリンダ・ラシュキ氏を招聘して開催したセミナーなどへは、必ずといっていいほど参加されていました。

とにかくトレードに対して、とても粘り強く熱心な方だという印象を持っていました。

そして、1月5日に書いた「出る杭」について、次のようなメールをいただいたのです。

 

あけましておめでとうございます。

昨年末には楽しいパーティほか、クールに・・・などのコラムでもお世話になりました。

先ほど「クールに過ごそう」を見てびっくりしましたので、メールさせていただきま
した。

私もかれこれ8年前?でしたか、昔のことは忘れてしまいたい性分なので記憶は定かではないのですが、ナポレオンヒルの紹介本(漫画でした)に出会い、カセットや付属の脳波測定&安定?装置の存在を知りました。

しかし当時ウン十万もする代物で、そのまま指をくわえて見ていたのですが、運良く、棚からぼたもち的にお金が入り、買ってしまったのでした。(笑)

当時は私は大学生で、ごく普通に企業に就職し、結婚し、家族のために消極的に生きていく行き方が当然のように感じられた環境におかれていましたので、自分から打破したい、何か選択肢はないのかしら、と模索している最中での、ナポレオンヒルでした。

今思えば、暗中模索の四面楚歌的状態(まあ自分が自分でそう、仕組んでいるのですが)だったのですが「精神的自立は経済的自立があってこそ成立するなー」とは思っていました。

高校時代もそう思っていたので、経済学を専攻したのですが、入学してみると、私の夢を実現してくれそうもないということがわかりました。

何とか人に頭を下げないでお金が稼げないか・・

書いていて、えげつないなーと自分で思いますが・・(笑)

日々感度の悪いアンテナをはっておりましたところ、お金(資本)を使って、お金を稼げる、なんとロスの少ない、しかし悪魔的な(笑)トレードというものの存在に気づいたのです。

それから、トレーダーを養成してくれそうなセミナーを提供してくれそうな、デイトレードネットのシアトルセミナーの参加(2000年4月)につながってゆき、現在に至るわけです。

ナポレオンヒルと聴き、当時の心境が走馬灯のように想い出され、そういえば、シアトルセミナーからの帰り際に、ふとなんとなく「30歳までに、なんとしても、トレードでご飯がたべれるようになりたい!!!」と自分で自分に宣言したなー・・なんてことをと思い出しました。

ははは、書いていて恥ずかしいですね。

でもいま、おかげさまで実現できていることを本当にラッキーなことだと思います。

これも一重にデイトレードネットさんが、今現在まで、途切れず何年も続けてくださったからです。

今振り返る機会に恵まれ、本当にがんばってこられたハッチさんに感謝申し上げます。

本当は面と向かって申し上げるのが筋なんでしょうが、メールでご勘弁ください。

とても照れるのです。

ながながとなりましたが、この辺で、失礼したいと思います。

またまた寒くなりそうなので、どうぞお体ご自愛ください。

 

 

私も面と向かっては照れくさいので、ここで書きますが(笑)よく今まで頑張って来られたなと、実は感心しています。

西日本にお住まいのため、オフィスが東京にある間も、孤立した状態で5年以上頑張って来られたわけです。

トレードは、勉強を続けるために大事な「やる気」を保ち続けるための「モチベーションの維持」が大変な仕事です。

コンスタントにトレードを続けられてこられた方なら、このことに大いに同意されるはず。

ですからセミナーでも、この部分についてはかなりの時間を割いて触れています。

何の仕事でもそうでしょうが、自分で決めたことを、確実に実行するというのは、文字で書けば簡単で誰でもできそうなのですが、実際にそれを実行できる人というのは、実は非常に限られたごく一部の人だけなのです。

 

私も1987年ごろ若気の至り?で20万円以上するナポレオンヒルのプログラムを基にしたカセットテープと教材をローンで買ったことがあります。

こう書くと、何だかインチキなセールスに引っかかったように思われるかもしれませんが、当時ソフトを販売する会社を経営していたとき、会社へ飛び込みで現われたセールスマンの話術が実に巧みだったため、話を聞いているうちに、いつの間にか買ってしまっていたのです。

こう言ってはそのセールスマンの方にはとても失礼な話ですが、何しろ当時の私にとっては高額な買い物でしたから、買ってしまってから漠然と「騙されたかなー」と感じたことも思い出します。

これは今振り返ってみると、素晴らしい決断だったことがわかるのですが、買った当時、その効果については、半信半疑だったわけです。 

確かカセットテープが10本くらいのセットでしたが、これは元を取らなきゃあ!と思い、時間を見つけては繰り返し聞いてみたのです。

でも、そうした最初の印象とは違って、中身はとても「まとも」で、なかなかためになることを話しているのですね、これが。

で、繰り返し聞いているうちに、テープで解説している内容が、真剣に実行するに値することだと確信することになっていったのです。

そしてテープを聞いているうちに何とか成功したい!いう想いが嵩じて、ついにはテープでも繰り返し話していた信念に基づき「自分はポルシェに乗るにふさわしいレベルの人間になるのだ!だから1000万円を自分に投資するのだ!俺はそれだけの価値のある人間になるのだ!」と、1987年型の911を新車で買ってしまったのです。

オーマイガッ!

 

こうして、いわば「カタチ」から入ったわけです。

ですが経営していた会社は、当時それほど儲かっていたわけではないので、頭金を200万円を払ったうえで、その後3年ほど毎月30万円近いポルシェのローンを払い続けるのは、結構大変でした。

思い返せば、このことが原因で税務署から呼び出され、毎月のローンは経費とは認めないといわれたため、税理士と一緒に税務署へ出向いたこともありました。

レースで培われた経験を基にして作られた車は世界で一番安全な車である、だから会社の従業員の生活を守るための長として、最も安全な車を選択したわけで、それに何の文句 があるのか?という主張を2時間に渡って押し通しました。

税務署の担当者も根負けしたのでしょうか「今回は認めましょう」と渋々でしたが、とにかく最後には認めてくれたのです。

終わってから税理士は「よく頑張ったなあ・・」と苦笑いしてましたけどね。(笑)

 
ですがこうしたいきさつがあったおかげで、ポルシェのステアリングを握るたびに「こういうときに最高の考え方をするとなると、どのように考えればいいのか?」ということを意識することができたのです。

結局は「継続してあることを具体的に意識することの威力」をこのとき以来、自分で実感することになったのです。

そしてそうした積み重ねによって1992年には、仕事で渡米することへと繋がっていったのだと思います。

こういうことがあったため、ポルシェには特別な想い入れがあるのです。

  

なんだか小説のようですが、これはすべて本当の話です。

その後ポルシェもミニも、ローンではなくキャッシュで買うことができたというわけです。

思い返すと、これは潜在的に刷り込まれた、あのプログラムの影響が大きかったのだなと思います。

ですが、もちろんテープを聴いただけではダメで、その内容を信じ、繰り返し意識しながら、実際に実行することが大事です。

ってお前は「ナポレオン・ヒル・プログラム」のセールスマンか?(笑)

 

これはトレードに限らずどの仕事に対しても全く同じことなのではないでしょうか。

以上が以前に書いた日記なのですが、今回の「7つの習慣-成功には原則があった!」の内容も、当然のことながら、ナポレオンヒルのプログラムと、共通する部分は非常に多く、トレードの世界にも十分応用できる部分がいくつもあります。

たとえば、チェックシートに記入してから執行する訓練の重要性を再三書いていますが、やろうとする人が少ない理由や、なぜできないのか?という根本的な部分が改善できるヒントが、この本には、数多く含まれています。

技術的には問題がないのに行き詰まっている、というケースでは、時にこうした本の内容がヒントとなって、ブレイクスルーできる場合があるのです。

アマゾンの中古で買えば、1000円少しで買うことができます。

お試しあれ!

  

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