見慣れた自宅からの眺めも、今日は空気が澄んで、遠くまで見通せるという珍しい日。
母方の母がまだ元気だということが分かったため、早く会っておかないと会えないかもしれない、と急遽四国へ行くことに。
こういう予定外の行動というか「思い立ったが吉日」というパターンは、何故かカミさんとノリが合うんだよね。
注>思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
何かをしようという考えが起きたら、直ちに着手すべきである。
暦を見て吉日を選ぶまでもなく、思い立った日を吉日として行なえという意味。
30年ぶりだろうか・・私にとっての「おばあちゃん」は推定で100歳前後のはず。
昔音楽を仕事にしていた頃、あまりの暑さに耐えかねていたとき、おばあちゃんは、エアコンの費用を払ってえくれたことがあった。
窓に取り付けるタイプで10万円はしなかったのだけれど、お金がなかったときだったので、ホントありがたかった。
不思議なことに、カミさんも私も、いまだにそのことを忘れられない。
急遽電話して、息子を宿泊施設へ預け、一路四国方面へ。
結局神戸エリアを出たのは午後3時前。
これが明石海峡大橋。
向こうに見えるのが淡路島。
初めて通る神戸淡路鳴門自動車道だったが、愛媛県西条市までは、5千数百円と、4千数百円の合計1万円弱の費用がNAVIに表示されたのだが・・
土日の例の1000円割引に該当するため、ETCで支払ったのは、それぞれ1000円ずつの合計2千円。もちろんこれは片道分であります。
向こうに見えるのが四国本土。
車の流れは大体「ぬふわキロ」から、ぬあわキロなので、「ぬうわキロ」だと反則切符リスクはそれほど高くならないだろうと予測。
行きは見当たらなかったが、帰路にはなぜかオービスが何か所か設置されていたが、ぬふわキロなら光らないようだ。
四国へ渡り、鳴門市からさぬき市を通り高松への高松自動車は何故か、下の写真のような1車線となる。
なので、前を走る軽の遅い車などに追いつくと時速80キロ(制限速度は70キロ)の大名行列となるわけだ。
だが、よくしたもので、ところどころに登坂車線が設けられている。
「あと2キロで登坂車線」などという表示が確か5か所ほどあったので、登坂車線で2車線になるとフルスロットル。
ごぼう抜きで前に車がいない状態になって、またしばらく走ると次の集団に追いつく、というパターンを繰り返すことになる。
だが高松あたりを過ぎると、2車線となり、路面は非常にスムースになり、「ぬうわキロ」でも遅く感じるほど。
結局神戸を出発してから2時間半ほどで「いよ西条IC」に到着。お土産の花を買ってから、いよいよおばあちゃんとの対面とあいなったわけだ。
ほとんど寝たきりだというが、今年106歳!
私たちのことは、わかったようで何より。
というわけで、知り合いの親戚にも顔を出したあと、心置きなく四国をあとにすることができた。
午後8時過ぎには四国を後にして、午後11時ごろには「おとめ塚温泉」へ到着。
一時間ほど疲れを癒して帰宅。
今思い返してみると、道路は広く走りやすかったが、正規料金では約300キロ強の距離の片道が1万円の料金。
往復だと約2万円になるが、この日は割引があったので、往復4千円とガソリン代が約6千円。
四国の人に聞くと、淡路島を縦断するルートは、値段が高いのでほとんど利用することはないのだという。
だが道幅は広く、車は少ないので、とても走りやすい。
特に三島あたりからは松山自動車道という名前になるのだが、車は一段と少なくなる。
だが気を付けなければらないのがガソリン。
あとからわかったことなのだが、四国の高速道路では、豊浜SA以外に24時間営業のガソリンスタンドがないのだ。
帰り道にガソリンを補給しようと、立ち寄ったサービスエリアのスタンドは9時半ごろには閉まっていたため、淡路島の北端のインターで降りる羽目に。
高速道路上でのガス欠は最悪だからね。
結局一般道へ降りて、NAVIでガソリンスタンドを探したのだが、残念ながら閉まっていた・・
万事休すか?
偶然にも駅のそばにいた暇そうな若者がいたので頼み込み、セルフのガソリンスタンドまで誘導してもらって事なきを得たのだが、いやあ危うくガス欠になるところだった。