昨夜14日の米国ナスダックマーケットは、後半になって大きなゲインの銘柄が登場。
だがネットエイド参加者のゲインは200ドルから3000ドル台が多かったのだが、それほど難しいマーケットだったのだろうか。
こちらに指示をした代表的な銘柄のチャートを掲載しているが、今日は特別にあるトレーダーのチェックシートを例に、チェックシートの効用について説明してみよう。
この日のゲインは12トレードで+1230ドル。
だが彼なら、2000ドルは獲れるはず。
ではどこに問題があるのだろうか?
DTVで+290ドル、SNDKで+750ドルと+690ドル。
だが問題は取りこぼしや、ルール違反のVECOなどまだまだ課題は多い。
下は彼自身の分析だ。
早めのエントリーで、DTV,SNDK稼げた。
伸びているものは、あわてて入る必要はない。
次の始値を良く見たり、プルバックを待ったりする余裕を持つためには、トランス状態にならないことだ。
呑み込みは、1分でも2分でも、方向転換のサイン。
40分を過ぎると、集中力を欠く傾向がある。
総評
150ドル以上の損失トレードが、4件。
いずれも、チェックシートにカットラインの数値の記入が出来ていない。
これは、心理的な余裕のある体制にはなかったことを示す。
カットラインの数値のライブ記入を励行すれば、大きな損失のトレードは減るはずだ。
カットラインの表示を太くしたのは、分かりやすくなっている。
1000ドル以上のゲインはあっても、チェックシートへの記入が全く不十分だといううことがわかる。
これが埋まるようになれば、コンスタントに2000ドルは獲れるようになるだろう。
1時間集中力を持続させるためには、ローソク足の伸び縮みにつきあい、ヒゲに一喜一憂して集中力を無駄に使うようなスタイルのトレードとは、訣別することだ。
そのためには始まった位置がどこなのかをしっかりと把握することが基本となるわけだが、必ずストップを設定し、チェックシートへその株価を記入する。
そしてストップに当たるか、反対色のローソク足が確定したら手仕舞いをする。
これをすべてのトレードで確実にこなすことができるようにすることだ。
何故できないのか?
その理由を追求することだ。
だが、できない理由はハッキリしている。
トレード中に、ストップに当たるか、反対色のローソク足が確定したら手仕舞いをするなどという、こうした単純なことにさえ集中できない精神状態でトレードをしていることが、チェックシートをつけることで一目瞭然になるのだ。
だが、多くのトレーダーはこの事実から目を背ける。
だが彼は今これに立ち向かっている。
トレードが終わった後で、チェックシートを見ながら彼自身の自己分析を聞き、翌日のトレードのためのアドバイスをして、しっかりと話し合う。
こうしたプロセスを毎日繰り返しているのだが、最近の彼の成績は非常に良くなってきている。
チェックシートをつけるようになってから、彼はそれまでとは別人のようなトレードが、できるようになってきているのだ。
チェックシートへの記入が不十分でも、この日の損益だけでいえば+1230ドル。
だが、きちんと記入できれば、2000ドルは獲れたのだと、彼はとても悔しがっていた。